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壮大な政治と人間ドラマに酔いしれる!フランス革命を理解するコミック
自由と平等をかかげて近代社会のもとになったフランス革命。フランス革命は、庶民が王族と貴族に武力で抵抗した歴史上の大事件です。市民がはじめて権力を握った革命の陰には、さまざまな政治の駆け引きとドラマチックな人間模様がありました。詳しく知りたいけれど歴史書を読むのはつらいという人は、コミックで壮大な歴史ロマンにひたってみましょう。
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女流画家をめざす少女と、マリー・アントワネットの友情を描いたストーリー四コマ漫画です。ドレスや髪形など、当時の風俗を細かく描きつつ、ストーリーは史実に沿って革命へと進みます。ほかの歴史本ではあまり登場しないルイ16世や、ルイの妹 エリザベートについても描きこみ、新しい視点でフランス革命を紹介しています。
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主人公は貴族の息子ですが、父親に男娼として売られました。はじめての客は、裕福な小説家 ジェラール。その後、少年は小説家の屋敷で下男として働き、ルソーなどの思想を学んでいきます。革命が進むなか、理知的に美しく成長する貴族少年の姿と、革命の崇高な理想が恐怖政治に堕していく過程が鮮やかな対比で描かれています。
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若き皇太子妃としてフランスへやってきたマリー・アントワネットが主人公です。無邪気で美しいが政治を知らない彼女を守るべく、男装の麗人オスカルが側近となります。華麗な恋愛や貴族の生活に耐えかねる庶民から、オスカルは革命の兆候を感じ取ります。ロマンチックな絵柄ですが、歴史にほぼ忠実に描かれた骨太のコミックです。
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主人公は、フランス革命直後のナポレオンです。若く純粋なナポレオンは、革命当初の美しい純粋さが、狂気の混じった恐怖政治や権力への打算と保身に変わる様子を見せつけられます。革命の狂気を体現するロベスピエール、腐敗した総裁政府で暗躍するバラスやカルノーなど、実在したキャラクターの激しさが目を引きます。
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