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翻訳家・作家 辛島デイヴィッドブックキュレーター翻訳家・作家 辛島デイヴィッド

2017年、海外の読者が注目する日本の小説

海外で読まれている日本の作家と言えば村上春樹・・・だけではありません。ここ数年は、翻訳家や出版社の層も厚くなり、海外に出ていく作品の幅も広くなってきています。その中でも2017年に英語で新たに刊行される日本文学は傑作揃い。今、海外で最も注目されている小説を原著で読み返し、国境・言語を越えて読者とつながってみませんか――。

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  • 『真鶴』や『センセイの鞄』などの長編の他に、数々の短編小説が英米の雑誌に掲載され注目されている川上弘美。2017年に英語圏で発表される「新作」は、日本で1996年に刊行された著者二作目の『蛇を踏む』。芥川賞を受賞した表題作の他に、一風変わった縁組を通して「家族」を描く「消える」、幻想的な19の悪夢が並ぶ「惜夜記」の三篇からなる傑作短編集です。

  • これまでもアメリカで発行されている文芸誌「Monkey Business」(柴田元幸/テッド・グーセン編集責任)に短編やエッセーが掲載され好評の柴崎友香。英訳では初の単行本となる『春の庭』は、2014年に芥川賞を受賞した話題作。「謎に満ちた現実」を探求し続ける作家の傑作を読み終えた後には自分の周辺が少し違って見えてくるはず。

  • 世界中の文芸イベントで活躍する平野啓一郎が2015年から2016年にかけて文芸誌「新潮」で発表した中短編が収録された『透明な迷宮』。収録作品の内「消えた蜜蜂」は、2015年に既にイギリスの老舗文芸誌「Granta」により英訳が掲載されていますが、今年新たに表題作の中編「透明な迷宮」が一冊の本として刊行されます。収録6作品が絶妙に響き合う短編集は何度も読み返したい一冊です。

  • 2010年に『掏摸』が大江健三郎賞を受賞して以来、英訳が次から次へと刊行され、アメリカで文学賞も受賞している中村文則。英語圏6冊目となる『土の中の子供』は、国内では2005年に刊行された、著者のルーツが深く根を張る芥川賞受賞作品です。

  • 海外で読まれているのは村上春樹だけではない!と言いつつも、やはり村上作品も外せません。世界で最も注目を浴び続ける日本の作家の英語圏での最新作は、日本では2014年に刊行された短編集。収録6篇はいずれも題名通り「女のいない男たち」の物語であるものの、ひときわ存在感を示しているのは女性の登場人物たちです。

翻訳家・作家 辛島デイヴィッド

ブックキュレーター

翻訳家・作家 辛島デイヴィッド

作家・翻訳家・早稲田大学講師。著書に「神村企画」、英訳に金原ひとみ「蛇にピアス」「オートフィクション」、松浦寿輝「巴」、編著/選集に「March Was Made of Yarn: Writers respond to Japan’s Earthquake, Tsunami and Nuclear Meltdown」「Pushkin Press Japanese Novella Series」等。「グランタ・ジャパンw/早稲田文学」インターナショナル・エディター、NHKラジオ「英語で読む村上春樹」講師なども務める。

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