ブックキュレーター漫画家 倉田真由美
ゾンビゾンビ!血沸き肉躍るゾンビ漫画5選!
ダリオ・アルジェントの映画『ゾンビ』は、夫が自分のお気に入りとして付き合い始めの頃に見せてくれたDVDの一本です。それまでにも観たことあったと思うけどけど、改めて夫と観て「うん。好きだけど夫みたいに好きな映画ベスト10までには入らないな」と確認したことがあります。『バタリアン』のが好みかな。もちろんそっちもベスト10入りするほどではないですが。でも、漫画のゾンビものは好きなんですよね。ゾンビってどうやってもどこかにコメディ臭がするので、漫画のほうがしっくりくるのかもしれないとも思ったりします。『ゾンビ屋れい子』は以前ご紹介したので、それ以外のゾンビ漫画の傑作5選です。
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著者の 古泉智浩先生の絵って、男でも女でも子供でも読みやすいんじゃないかなあ。子供が描く「お父さんの顔」を、めっちゃ巧みにしたような感じだと思っています。これがまたゾンビにいい感じにフィットしていて、怖いのキモイの苦手な人も手に取りやすいです。それにしても男性作家はやはり、ダメな男とかどうしようもない男とか描くの上手い人多いですね。
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最初に1巻を読んだとき、久々に「来た!」と震えました。漫画表現でしか出来ない、最高のゾンビ。主人公かっこよくないけど、それもまたリアリティあってよし。女性も綺麗じゃないけど、そこもよし。たまに主人公の割り切れなさにイライラするけど、そこもよし!
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福満しげゆきさんといえばもう男性ギャグ漫画家の超売れっ子ですが、私は先生が売れる前からのファンでした。特にエロが入ったギャグ漫画がよかったなあ。かわいい絵なのにちゃんとエロなんですよ。ゾンビ取りガールもかわいいです。こんな仕事あったらやってみたいな。
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正確にはゾンビとは言えないんですが、亡くなった主人公(大学教授)が犬になって甦る話です。『シェイプアップ乱』の頃から大ファンの徳弘正也先生の作品。私、男性作家が描く女性主人公は虫が好かないというかイラっとくること多いんですが、先生の描く女の子は愛せるなあ(巨乳だけど)。ギャグありミステリあり涙ありの、大人の漫画です。
ブックキュレーター
漫画家 倉田真由美大学卒業後、「ヤングマガジンギャグ大賞」に応募し大賞受賞。2000年ダメ男を好きになる女たちを描いた『だめんず・うぉ~か~』連載開始。その後も『もんぺ町ヨメトメうぉ~ず』、アイドル漫画『終末アイドルフルフル9』『トーキョーはらへり散歩』『くらたまの恋愛やり直し!!塾』など、多数の漫画や書籍を執筆。現在は執筆活動のほかにテレビ・ラジオ出演、トークショーと多方面で活躍中。趣味は読書で好きなジャンルはミステリー、ホラー、好きな作家は貴志祐介、前川裕、小野不由美。
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