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その情熱に胸が熱くなる!漫画家という職業を描いた漫画
「漫画が好き」という純粋な気持ちが、いつしか漫画を描くことを職業にしたいという思いになり、努力を重ねて運よくデビューできた後も、全身全霊を賭けておもしろい作品を描き続けなくてはならない。才能と強靭な精神力があって、なおかつ情熱を絶やさない。そんな選ばれた人だけがなることができる、「漫画家」という職業を描いた漫画を集めました。
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圧倒的な質量の漫画を軽々と量産する、超人的な「漫画の神様」として描かれることの多い手塚治虫。その創作の舞台裏を垣間見ることができる漫画です。トップランナーであり続けることにこだわり、新たな才能に目を光らせ、強烈な嫉妬をあらわにし、鬼気迫る表情で漫画を描き続ける。そんな泥臭い人間的な姿が強く印象に残る一冊です。
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『1・2の三四郎』などのヒットで知られる小林まことが、デビューからの5年間を描いた漫画です。睡眠すら取れない過酷な連載生活のなか、親友になった同期の漫画家たちと支え合い、重圧に負けそうになりながら描き続ける姿が胸を打ちます。有名漫画家との華やかなエピソードと、同期の漫画家のその後の人生のコントラストが深い余韻を残します。
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トキワ荘のメンバーであり、漫画家として活動しながら赤塚不二夫のブレーンも務めた著者が、彼と出会い、別れるまでの30数年を綴った本です。本書自体は漫画ではありませんが、発展期の漫画界が活き活きと描かれています。その一方で成功した赤塚不二夫が酒に依存していく様子には、身を削って作品を生み出す漫画家という職業の厳しさを見せつけられます。
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