ブックキュレーターhonto広報担当 土佐勝彦
受験勉強の結末は歓喜か悲哀か。一度立ち止まって関係者が読んでおきたい本
受験勉強、それは人生のなかで多くの人が一度は経験することになる一大行事です。1000年以上前から現代に至るまで、ルールや勉強法は変化しているけど、「勉強をする」という基本的なことはもちろん変わっていません。それがわかる本を紹介します。ここで取り上げた本を読めば、本人が納得する方法で取り組むのが一番、そう思えてくるでしょう。
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「聖徳太子」のことを「せいとくたこ」と読んでしまう・・・、そんな絶望的な学力から慶應義塾大学の現役合格を目指す金髪ギャルのど根性物語です。塾講師の情熱、母親の娘への愛情と信頼、努力と結果が比例するにつれ強まる家族の絆。「人間やればできる」その言葉を体現した感動のドキュメントです。
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現代の試験以上に壮絶な競争が繰り広げられていた、かつての中国の官吏登用試験について迫った本です。体力・知力・財力の総合的な勝負となるこの試験では、ズルも横行していました。ただそのズルの仕方も今からは想像もつかないほど壮大。受験地獄を生み出す社会構造とは・・・と、思わず考え込んでしまう一冊です。
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周囲の人々の期待に応えようと勉強し、上級学校へ進む少年ハンス。「秀才だが天才ではない」彼は、いつしか努力の限界を感じてしまいます。「過ぎたるはなお及ばざるが如し」と、教育者や親に考えさせる青春小説の名作です。
ブックキュレーター
honto広報担当 土佐勝彦hontoの広報として、ニュースリリースや取材・イベント対応に従事。家に本がある環境に育ち、小学生の時に読み始めた日本文学全集のおもしろさにはまり乱読を開始する。その後通学・通勤時間を利用して歴史小説やミステリーに凝る傍ら、コミック誌にもくまなく手を伸ばす生活に。現在は暇さえあればコミックを電子書籍で、小説を文庫本でというスタイルで乱読を継続中。登山の友として本を持参するものの疲れて読まずじまいに多々陥る。好きな作家は司馬遼太郎と安部公房。
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