闇社会を覗いてみる？アンダーグラウンドな世界を描いたコミック

10日で5割という暴利をむさぼる闇金融の社長・丑嶋馨を主人公にしたコミックです。行く当てのない人間にお金を貸すその陰で、丑嶋本人も裏社会の闇にどんどん巻き込まれていきます。お金を借りに来る人は「身近にこんな人いる！」と感情移入できるように描かれていることが多く、そのリアルさにゾクゾクさせられるはずです。

「復讐は徹底的に」という信念をもって復讐代行業に従事する、つらい過去を背負った2人を主人公にしたコミックです。「復讐は何も生まない」とよく言いますが、本書を読んでいると、読者は「正義」の本質を問い正されることでしょう。裏社会で生きることを決意した人間の執念やエグさが詰まった問題作です。

借金を重ね続けた青年・加藤は、突然拉致されてしまいます。目が覚めるとそこには浅村という男がいて、彼に闇社会での裏仕事を斡旋されることに。謎の仕事で大金を貰い続ける加藤は、相棒の愛場とともに裏社会の刺激にハマっていくのですが・・・。人生は何が起こるかわからない、と思い知らされるハラハラドキドキの展開が連続するコミックです。

人の復讐を代行する「怨み屋」は自分自身を「正義の味方」ではなく「必要悪」と断言し、日々、怨みを晴らす仕事を担っています。復讐をされるのは「詐欺の実行犯」や「ネット炎上の主犯」など、闇を抱えた人物ばかり。現代の裏社会のリアルを覗き見した気分になれるコミックです。

ひょんなことからヤクザともめてしまい、復讐代行の「回収屋」の道を選ぶことになった男・ドラ。依頼者が受けた苦痛を何倍にもして返すことを生業としている回収屋の仕事は、想像以上にバイオレンスなものばかりです。アバラの骨を抜き出すなどのグロテスクなシーンが数多く登場するので、覚悟を決めて読んでください。