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機械の身体に人の心の所在を問う!?人造人間の悲哀を描いたSFコミック
「機械の身体に人の心は宿るのか?」という永遠の謎を題材にした物語は、多くの名作SFを生み出してきました。特に人間によって作られたサイボーグやアンドロイドなどの人造人間が登場するディストピアが舞台となったコミックは、「人間」の定義を根底から探った傑作がそろっています。そんな哲学的なテーマをはらんだコミックを紹介します。
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科学技術が飛躍的に発展した21世紀の日本を舞台にしたSFアクションです。主人公の草薙素子は脳と脊髄の一部以外をサイボーグ化していて、公安9課と呼ばれる特務犯罪捜査班のリーダーとして活躍しています。「ゴースト」と呼ばれる自我の存在を信じ、人の魂の所在が物語におけるテーマの一つとなったコミックです。
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OZ 第1巻
樹 なつみ(著)
第三次世界大戦後に出現した、飢えも戦争もない理想郷「OZ」を目指すSFアドベンチャーです。OZに憧れるムトー軍曹は、その正体を知らされ破壊の依頼を受けます。狂気の科学者が支配するOZではヒューマノイドが量産され、ヒューマノイドが抱く「人間により近づく」願望が暴走し・・・。創造された者の悲哀がヒシヒシと感じられるコミックです。
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世界の戦争の陰で暗躍する死の商人「ブラック・ゴースト」に世界各国から集められ、改造された9人のサイボーグ戦士を主人公にしたSFコミックです。兵器を売るブラック・ゴーストの本当の野望を阻止するため、人知れず孤独のなかで戦い続け、機械の身体と人の心の間で悩むサイボーグ戦士たちの深い哀しみが写し出されています。
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