ブックキュレーターhonto編集員
ガンダムだけじゃない！安彦良和の描く歴史ロマンに酔いしれろ!!
『機動戦士ガンダム』のキャラデザやコミカライズなどで有名な安彦良和ですが、彼が描き続けるもう一つのライフワークに歴史コミックがあります。綿密な考察により再構築された世界観は、見たことのない新しい英雄像を読者の心に浮かび上がらせてくれます。歴史好きはもちろん、ガンダムファンにも必見のロマンあふれるコミックをご堪能ください。
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ナムジ 大国主 古事記巻之一 １
安彦 良和（著）
日本古来の英雄神である大国主（おおくにぬし）の半生を描いた古代史コミックです。2世紀の日本、鉱山で奴婢として苦役を強いられていたナムジ（後の大国主）は、国主の娘スセリとの偶然の出会いから彼女の関心を得て、馬屋番として仕えることになり・・・。数々の苦難を乗り越え、英雄への道を歩んでいくナムジの姿に心打たれます。
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我が名はネロ １
安彦 良和（著）
古代ローマの暴君として語られることも多い皇帝ネロ。本書は著者による独特の視点から、人間味あふれる皇帝の光と影を描き出しています。屈折した環境で成長したネロは理想と現実の狭間に苦しみ、やがて時代の欲望に吞み込まれていきます。綿密な時代考証をベースにしたエンターテイメント性も安彦作品の魅力の一つです。
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第二次大戦下の日本軍が統治する満州で、国家と民族間の争いに身を投じていく若者たちの生きざまを描いた長編コミックです。日本とモンゴルの混血である青年ウムボルトは、さまざまな思惑に翻弄されながら激動の時代を生き抜いていきます。友情、恋、そして戦いと、コミックの王道となるエッセンスにも満ちあふれた大河ロマンです。
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王道の狗 １
安彦 良和（著）
明治の時代、蝦夷地の刑務所で出会った2人の若者。その異なる生き方を通して描かれる、「王道」と「覇道」を問う歴史エンターテイメントです。囚われの境遇から自由を得た主人公は、多くの人々との出会いから自らの人生を切り開いていきます。歴史の波に揉まれながらも己の王道を問い、強く生き抜いていく姿勢が胸に響きます。
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