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ラップだけじゃないYo!ヒップホップ・カルチャーを知って楽しむコミック
テレビでラップバトルなどの番組を観て、ヒップホップの魅力に目覚めた方もいるでしょう。でも、ラップだけがヒップホップではありません。DJやグラフィティ、ダンスなど、アメリカの黒人が生んださまざまなストリートカルチャーを総称したものがヒップホップと呼ばれます。そんな幅広い要素をもつヒップホップをより一層楽しめるコミックを紹介します。
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渋谷にある、とんかつ屋三代目のアゲ太郎。クラブで伝説のDJのプレイに衝撃を受けた彼は、『とんかつもフロアもアゲられる男になりてえ!』とDJ修行をはじめます。二つの曲を素早く切り替えてプレイする「クイックMIX」は、肉と玉ねぎを交互に楽しめる串かつだ!など、DJととんかつ屋を強引に結びつけるギャグがたまりません。
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グラフィティライターの高校生・裸歩は、夜になるとスプレー片手に家を飛び出し、東京の街の壁という壁にLOVEと自らの名を描いていきます。無論、見つかると逮捕されてしまう立派な犯罪行為。しかし、どんなに追われても止めない彼の姿には、ヒップホップ文化のもつアナーキーな魅力を感じずにはいられないでしょう。
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ヒップホップを愛する高校生・MC佐上は、普段の会話もフリースタイルラップ。ページからビートが聞こえそうな迫力で、引きこもりのお兄さんを社会復帰させるほどのパワーをもっています。ギャグコミックでありながら、随所に「ラップとは?」などの解説もあり、ヒップホップの魅力を正しく伝えたいという想いが感じられます。
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ラップの歴史を詳しく知りたい方にオススメの本です。アメリカの貧しい黒人たちによって発明されたラップが、その黎明期から人種差別発言の多いトランプ大統領誕生以降の現在まで、何を謳ってきたのか。そして日本のラップは、どのように彼らの影響を取り入れてきたのか。その変遷がわかりやすく紹介されています。
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ヒップホップのアーティストや作品をネタにした、ゆるい雰囲気の4コマギャグ漫画を集めたコミックです。なかには固有名詞を知らないとおもしろみがわかりづらいものもありますが、丁寧な解説がついているので知識のない方も楽しめるでしょう。各話の内容に関連したCDも紹介されていて、ディスクガイドとしても活用できます。
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