ブックキュレーター漫画家 倉田真由美
若い時に読んでおいたほうがいい作家の本・5選
40代半ばを過ぎ、なんとなくルーティンになりつつある仕事をこなす日々が続くと、活字を追う活力が薄まってきていることに気が付きます。自分の本棚を眺めつつ、「これ、もう読めないな~」と手に取りしみじみ表紙を眺める本もあったり。若かった頃、ペダンチックに振舞いたくて、ただそのためだけに選んだ本。読んでよかったけど、今はそういう読み方出来ないなあ。
- 14
- お気に入り
- 3912
- 閲覧数
-
仮面の告白 改版
三島 由紀夫(著)
三島由紀夫はとりあえず読まなきゃ、と一番最初に選んだ本。三島由紀夫の生きざま、死にざまを知っている現代人の我々にとって、「まさに三島そのもの!」と感じる本でしょう。「三島由紀夫ってさー」と博識ぶって語りたいなら、とりあえずこれ読んでおけば大丈夫。
-
哲学者ニーチェの翻訳本なわけですが、難解だー!ニーチェはさておき、こんな難しい原書を理解して日本語に訳した、訳者に喝采を送りたいです。若くて漫画がなかなか売れなかった頃、哲学漫画を描こうという下心でトライしました。ええ、全部は読み切れませんでしたとも。「ニーチェはさあ」などとかっこつけて言いたい人、若いうちに頑張って読んでみて!年取るともう絶対無理だから。
ブックキュレーター
漫画家 倉田真由美大学卒業後、「ヤングマガジンギャグ大賞」に応募し大賞受賞。2000年ダメ男を好きになる女たちを描いた『だめんず・うぉ~か~』連載開始。その後も『もんぺ町ヨメトメうぉ~ず』、アイドル漫画『終末アイドルフルフル9』『トーキョーはらへり散歩』『くらたまの恋愛やり直し!!塾』など、多数の漫画や書籍を執筆。現在は執筆活動のほかにテレビ・ラジオ出演、トークショーと多方面で活躍中。趣味は読書で好きなジャンルはミステリー、ホラー、好きな作家は貴志祐介、前川裕、小野不由美。
ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です