ブックキュレータータレント 藤岡みなみ
普通の本は読みたくないときに読む本
小説を読むには今日はなんとなく集中力が足りない、いまどんな物語を読みたいのか自分でわからない、体がストーリーではなくただただ活字を求めている。本好きな人にもそんな日ってありますよね。いつもと違う本を読んでみたい人にも、普段そんなに本は読まないという人にもおすすめしたい5冊です。
- 135
- お気に入り
- 13905
- 閲覧数
-
間取りと妄想
大竹 昭子(著)
短編小説集ですが、すべての物語に間取り図がついています。というかまず間取りがあり、そして物語がある、という感じ。いまは自分がどんなジャンルの小説を読みたい気分なのかよくわからないな・・・というときに、気になる間取りから選んでみるというのはどうでしょうか。
-
往復書簡 初恋と不倫
坂元 裕二(著)
2017年いちばん好きな本です!メールや手紙のやりとりだけで構成された二編の物語なので、おそろしく読みやすいはず。あやういからこそ生が灯るような会話の手触りに惚れぼれ。周りの友人にもおすすめしまくり、セリフを言い合う遊びまでやっています。「わたしの中でカゲリエです」。
-
〆切本 1
左右社編集部(編)
作家と締切りをめぐるアンソロジー。夏目漱石、谷崎潤一郎、田山花袋・・・締切りがつらいのはみんな同じ。自分もつらいけど頑張ろうって思えたり、やっぱりこんなに苦労して書いているんだなって作品に新しい愛着が湧いたり。苦しみはわかるけど、なぜか笑ってしまう締切りエンタテイメント。
-
本が好きの中には活字中毒やフォントマニアだという方も多いのではないでしょうか。とにかく文字に触れたいときには、本を読むだけじゃなくて街に飛び出してみるのも楽しそう。商店街のしぶい看板の誕生秘話などなど、まちに文字あふれる手作り文字をとことん掘り下げた本です。
ブックキュレーター
タレント 藤岡みなみ1988年生まれ。タレント、エッセイストなどとして活動。2015年ラジオ番組表好きなDJランキングAM部門第1位。時間SFと縄文時代が好きで、2019年からタイムトラベル専門書店utoutoをはじめる。著書に『藤岡みなみの穴場ハンターが行く!in北海道』(北海道新聞社)、『シャプラニール流 人生を変える働き方』(エスプレ)がある。
ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です