ブックキュレーターhonto編集員
明らかになる「縄文時代」の新たな一面を通して、その豊かさに触れる物語
いま縄文時代の新しい姿が次々と明らかになっています。縄文人が原始的で野蛮だと思われていたのは、遠い昔のことです。実は豊かな情緒と高い文化をもった素敵な営みを送っていました。現代とはまた違った豊かな生活を通して、現代生活で忘れがちな人の心や暮らしを見つめ直せる本を紹介します。
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縄文物語 わのきなとあぐね
高室 弓生(著)
現代人からは想像もつかない縄文時代の常識にスポットを当てて、当時の人たちの営みがよくわかるストーリーに仕立てています。縄文人にとって戦いはストレス発散だったり、貝塚はゴミ捨て場ではなく神聖な場所だったりなど、教科書で習っていた縄文時代のイメージが180度転換するエキサイティングなコミックです。
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暗黒神話
諸星 大二郎(著)
古代縄文人の血を引く少年・武が、神話と現代と未来の狹閒で縄文人の魂をつないでいこうとする壮大な物語です。世界中の神話がモチーフになっていて、縄文の人たちにはじまる心のかたちを知ることができます。縄文から現代まで、人々の心の移り変わりとともに、時代を経ても変わらないコアな部分を俯瞰できるのが魅力です。
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縄文時代に生きるヨギという10歳の少年が主人公。山や海で狩猟生活を送っていた村の様子をヨギとともに体験できるストーリーです。部族同士の戦いに巻き込まれたり、大飢饉から村人を救うために冒険の旅に出たり、必死で戦う少年の姿に勇気をもらえます。水木しげるという異能の才人から見た古代に関する独特のイメージが味わえます。
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