ブックキュレーターhonto編集員
出産前に読みたい、妊娠を通じた夫婦関係の変化について理解が深まる本
妊娠に気づき、家族が増える喜びを感じながらも、妊娠がきっかけで夫婦関係が悪化することを不安に思う夫婦も多いのではないでしょうか。夫婦それぞれの「妊娠・出産・育児」に対する想いや関係悪化を避けるための策を事前に知ることは、すれ違いを防ぐための有効な手立てといえます。妊娠を通じた夫婦関係の変化について理解が深まる本を集めました。
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サイエンス作家である男性著者が自身の体験をまじえ、妊娠・出産・育児にまつわる科学知識やエピソードを紹介する一冊。妻が妊娠中にイライラする原因や、いわゆる「産後脳」になる理由などを科学的なデータに基づいて考察した内容が整理されていて、出産前後に夫婦の体内で起こる目に見えない変化を知ることができます。
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産後クライシス
内田 明香（著） , 坪井 健人（著）
出産後に夫婦仲が一気に冷える現象を「産後クライシス」と名づけ、現象の解説とその危機を乗りこえるための策が書かれています。身体的・精神的・社会的に変化をせまられる妻に対し、妻の変化に「気がつかない」夫。夫は妻の変化を察するために、妻は自分の変化をわかりやすく夫に伝えるために、読んでおきたい一冊です。
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忙しくても家族時間を充実させるためのエッセンスが詰まった一冊。夫婦のパートナーシップについて、産前に相性のよかった2人が出産・育児を通じて衝突する関係に変化してしまう理由が述べられています。衝突の原因である「異なる」価値観が子の個性を豊かにするなど、夫婦の変化を肯定的にとらえる視点を学べます。
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男の出産 妻といっしょに妊娠しました
松久 淳（著）
妊娠した妻と生まれてくる子どもへの想いをつづったエッセイ。子どもの性別問題やお腹が大きくなり「母」としての表情を浮かべはじめる妻への愛情など、妊娠を通じて得た考えや感情が夫の視点から描かれています。夫にとっても出産は一大事であり、不安を抱えてわが子と対面し「父」に変化することがわかる一冊です。
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