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異文化を知り、交流できる楽しさがある!外国語に出会う喜びを実感する本
異なる文化を背景にもつ外国語を身につけるのは、並大抵のことではありません。ですが、外国語を学ぶことで、普段当たり前だと思っている常識を見直せたり、海外の生き方や暮らしを知る喜びがあります。外国語学習を通して、その言語ならではの言い回しだったり、豊かな異文化にはっとしたり。外国語やその背景にある文化にもっと触れたくなる、そんな本を紹介します。
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それぞれの外国語には、直訳では意味が伝わらない言葉があります。たとえばドイツ語で『悲しいベーコン』は、「心配事が続いたおかげでついてしまった皮下脂肪」といったユニークな意味をもちます。外国語がもつ文化や歴史、思想などが翻訳できない言葉を通して楽しく理解できる、大人のための言葉の絵本です。
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世界には使う人が激減して、今にもなくなりそうな少数言語があります。日本ではアイヌ語、ヨーロッパではバスク語などが有名です。アイヌ語からは熊送りの儀礼を意味する「イヨマンテ」が選ばれるなど、限られた地域でしか使われなかったからこそ現代まで伝わった珍しい単語の数々が散りばめられています。
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スペイン語のラジオ講座に挫折した著者は、60歳で思い切ってメキシコに語学留学します。いきなり現地でスペイン語を浴び続けるなか、英語が通じないホームステイ先でゴミ出しなどの家事の手伝いを通して交流したり、タコス一つを買うにもワクワクしたり。家事や買い物など、日常生活すべてを通して言葉を学ぶプロセスが痛快です。
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土佐の年若い漁師が漂流し、アメリカに渡る壮大な物語。アメリカの捕鯨船に助けられた彼は、黒板に絵を描いて身振り手振りで言葉を一つひとつ覚えていきます。言葉の習得や船員たちとの交流をはかろうとひたむきな主人公に対して、船長以下乗組員は厚い信頼を寄せるようになる姿に胸が熱くなり、言葉が通じる喜びも伝わってきます。
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