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スヌーピーがかわいい!だけじゃなくて深い。大人も楽しめる『ピーナッツ』の魅力
スヌーピーをはじめ、チャーリー・ブラウンやルーシーなど、個性豊かなキャラクターが子どもに大人気の『ピーナッツ』。でもその魅力は、かわいさだけではありません。上品なユーモアに、哲学的で人生の機微に触れるセリフ。大人になって読んでも楽しめる要素がいっぱいです。そんな『ピーナッツ』にあらためてハマってしまう本を紹介します。
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普通の犬のように4本足で駆け回るスヌーピーの姿も新鮮な、初期の『ピーナッツ』を収めた一冊です。女の子たちに意地悪されても『世の中なんてこんなもんさ』とすぐに立ち直るチャーリー・ブラウン。『ひとりでいるときだけよ、寂しく思わないのは!』と語るルーシー。最初から一貫した、作者の人生哲学を味わえます。
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スヌーピーたちの人生案内 1
チャールズ・M.シュルツ(著) , 谷川 俊太郎(訳)
愛、努力、生きる味わいなどをテーマに、『ピーナッツ』の登場人物たちが人生の知恵を語る一冊です。『人生ってソフトクリームみたいなもんさ・・・なめてかかることを学ばないとね!』『1日のきつい労働でよごれた爪を恥じる必要はだれにもないね』などなど。短いけれど、ユニークで深い言葉が心にしみ入ります。
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スヌーピー&暗い嵐の夜だった
チャールズ・M.シュルツ(著) , 谷川 俊太郎(訳)
スヌーピーの趣味の一つが、小説の執筆。そんな彼の記念すべき第一作が、この『暗い嵐の夜だった』です。嵐の夜に鳴り響く銃声、突然あらわれる海賊船。全2ページの超短編ながら、ほぼ一文ごとに場面が変わるハチャメチャなアクション小説です。いつも犬小屋の上で空想にふけるスヌーピーの想像力に驚かされるでしょう。
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スヌーピーと、いつもいっしょに PEANUTSを生んだチャールズ・シュルツ物語
マイケル・A.シューマン(著) , 小松原 宏子(訳)
『ピーナッツ』の作者チャールズ・M・シュルツの伝記です。内気で人と話すことが苦手だった少年時代の苦い経験や、第二次大戦中に軍隊で味わった深い孤独がチャーリー・ブラウンのキャラクターに反映されていること、自分のアイデア以外は決して使わなかったことなど、知ればコミックをより楽しめるエピソードが満載です。
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スヌーピーのひみつA to Z
チャールズ・M・シュルツ(著) , 谷川俊太郎(著) , 今井亮一(著) , 井出幸亮(著)
『ピーナッツ』の裏側やシュルツの素顔を、AからZのキーワードで紹介した一冊。AのAstronaut(宇宙飛行士)では、1967年アポロ10号とともに月面着陸した宇宙服姿のスヌーピー人形が登場。ほかにもシュルツの仕事場や、作品の舞台であるサンタローザの写真など、目がくぎづけになってしまう資料が盛りだくさんです。
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