ブックキュレーターhonto編集員
食べることは生きること。親から子に伝えていきたい「食」の大切さを学べる本
現代は親も子もそれぞれ忙しく、食事という行為に手や心をかける時間が減りつつあります。食事はただお腹を満たせばよいものではなく、みんなで楽しく食べること、食べ物や作ってくれた人に感謝することで健康な心と体を育みます。忙しいなかでも毎日の食のありかたを見直し、親から子にその大切さを伝えていきたくなる本を紹介します。
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「食卓の力」で子どもが変わった! いっしょに食べて心を育てる
室田 洋子(著)
家族で一緒に同じご飯を食べるという、当たり前のことができない家庭が増えています。本書では、孤独な食事は子どもの心に影響を与え不登校やいじめなどの形で現れることや、食を通して心の問題を解決した数々の事例を紹介。食卓でのふれあいは人と関わる力を育て人間力を高めることを知ると、毎日の食事時間を大切にしたくなります。
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小学生が自分の力だけで弁当を作り学校へ持参する「弁当の日」。弁当を作る楽しさと大変さを知ることで、いつも料理を作ってくれる人の思いに気づいたり、生産者への感謝が芽生えた様子などが書かれています。食べさせたり言い聞かせるばかりでなく、作る側になることで食の大切さに気づかせてあげられるのだと実感できる一冊です。
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いのちをいただく
内田 美智子(文) , 諸江 和美(絵) , 佐藤 剛史(監修)
坂本さんは牛を殺して肉にする仕事をしていますが、ある女の子が大切にしていた牛を殺さなければならなくなり仕事が嫌になります。それでも息子に励まされて仕事をこなし、牛の生産者には収入が入りみんなで暮らしていけると感謝されます。命をいただくこと、私たちの食のために仕事をする人がいることに感謝したくなる本です。
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いのちの森の台所
佐藤 初女(著)
初女さんのもとには、苦しみや心の傷を抱えた人が毎日のように訪れます。そんな人たちに心をつくした料理を作り、一緒に食べて話をする。それだけで人は癒され元気になることを証明し、たくさんの人に食といのちの大切さを伝えてきました。食はいのち、だから料理は心を込めて丁寧に。料理を作る初心を思い出させてくれます。
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おうちで給食ごはん 子どもがよろこぶ三つ星レシピ63
北海道新聞社(編) , 佐々木 十美(監修)
安全でおいしい給食を作ってきた佐々木十美さんのレシピ本。給食は子どもの心と体を支える大事なご飯だと、添加物をできる限り排除して味噌やカレールウなどは手作り。旬が一番おいしいからと地元農家や近隣の漁港を訪ねることも。添加物を避けることはもちろん、味覚が形成される時期だからこそ手作りの味を教えたいと思う一冊です。
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