ブックキュレーターNPO法人ら・し・さ理事 高伊茂
終活を通じてこれからをよりよく生きる!上手な歳のとりかたがわかる本
終活やエンディングノートが話題になっています。終活というと終が話題になっているような気がします。そのためエンドという響きに嫌悪感を持つ人がいます。人生100年時代の今、与えられた命、すなわち与命をどのように生きるか、そして、どのように旅立つかを、ご自身、親が子を思って、子が親を思って読める本を紹介します。
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終活がブームになる以前にエンディングノート(以下「ノート」)を世に送り出した著者が、書いておいた方がよかったこと、書いておけばよかったことなど、終活にまつわる45の事例を載せています。ノートを書くときのポイント、相続にまつわる注意点がゴシック文字でわかりやすく表示され、お役立ち情報もふんだんにあります。
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人生100年時代についてようやく認識が高まってきました。著者は1979年から「人生100年」を唱えており、90冊以上の著書があります。人生100年時代をどのように過ごしたらよいか、成功者の事例を紹介しながらわれわれにわかりやすく教えてくれます。先に出した『100歳まで働く時代がやってきた』の併読もお勧めします。
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加山雄三氏、五木寛之氏、瀬戸内寂聴さんをはじめとする22人の生き方の達人によるエッセイ集。日野原重明先生、渡辺和子さんなど長寿を全うした方の執筆もあります。人生の楽しみ方、愛する人に先立たれお一人さまになったときの気持ちのありようなど、50代から上手に歳を重ねるための心の持ち方やヒントがたくさんあります。
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生まれたならば必ずお迎えが来ます。旅立つときに、過剰な延命治療により苦しみながら亡くなりたくないものです。親の気持ちが「人間らしい穏やかな最期=平穏死」を迎えたいと思っているならば、それを実現してあげるのが子の務めです。そのためにはどうしたらよいのかを解決できる本です。最後のページまでお読み願います。
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終末期の生と死について、医療の現場にいる方などがそれぞれの立場で語っている本です。死について正面から向きあうことが苦手な人にとって、デーケン先生の軽妙な語り口は読み手を楽にさせます。また、死にゆく人は生きることを見いだすことが生きがいにつながるので、寄り添い、話を聞いてあげることが大事とわかります。
ブックキュレーター
NPO法人ら・し・さ理事 高伊茂信託銀行で相続相談業務を数多く行い、在職中に社会保険労務士および金財FP1級およびCFP(R)を取得。2002年「お客様の隣で一緒に考える相談相手」および「年中無休・終身現役」をモットーに、ファイナンシャル・プランナーとして独立。翌年社会保険労務士を開業し、国内各地でライフプランセミナーや終活セミナー等の講師を務めている。生活信条は、「手まめ・足まめ・口まめ」。オンとオフを上手に切り替え映画鑑賞や旅行、川柳などにも親しみ、人生100年時代を見据え人生を楽しんでいる。著書に、『FP知識シリーズ 相続・贈与編』セールス手帖社保険FPS研究所など。<WEB>マイベストプロ東京:http://mbp-tokyo.com/s-takai/
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