《中学受験・小学生》を持つご両親様必見！神奈川の名門 桐陰学園中学の文章

アフリカのサバンナにおいては同じ食べ物を狙うもの同士が競合になって、そこに争いが生まれてしまい弱肉強食という言葉は生まれた。しかし現代のビジネスにおいては日々技術が進歩し、生活スタイルが変化している現代でこの言葉はあまり通じないのではないか？というように私には読み取れた。H29年1次で出題。

小学生が読むにはかなり難易度の高い本である。抽象的な思考をすることはどういうことなのか？そのメリット・デメリットについてわかりやすく書かれている（大人目線になってしまうが・・・）。具体的に考えることで実は物事を限定しすぎてしまい、思考の余地を奪ってしまうというデメリットも。H28年2次午前で出題。

パソコンが普及し、字を書く機会が圧倒的に減った現在。文字を鉛筆なりシャーペンなりで手書きをすることの大切さを説いている。筆者曰く、『手書きは何度も同じ表現をするのが面倒であるという心理が働くので、同じ表現をしないように考える。それが無駄をなくし、文章を研ぎすませる』という。H22年2次で出題。

「ある人物の伝記を上手に書くには誰が適任か」と考えたことがありますか？世に出ている伝記のほとんどは本人、家族、近親者で当人の身近な人物であったという場合がほとんどである。しかし筆者は水を発見したのは魚でないのと同様に、その人の大事な部分は離れた人でないとわからないという。H23年1次で出題。

私も二児の子供を持つ父になったが、子供は本当に親の機嫌や仕事が上手くいっているのか？などの空気をとても読んでいるんだなぁと共感した。私の両親は自営業であったが、景気が悪い時サンマが3日連続で食卓に登場し、兄と「今やばそうだな」と空気を読んでいたことを思い出した（笑）。H23年1次で出題。