ブックキュレーター映画プロデューサー 叶井俊太郎
毎週のように起こる現役警察官による犯罪。そんな警官犯罪本5冊はこれ!
民放のテレビでは「警察24時間」的な警察密着ドキュメンタリー特番が年に数回はオンエアされてる。かなり視聴率は高いという。ここでは万引き、ドラッグの密売、酒酔い運転などを取り締まる立派なおまわりさんだけを取り上げてる。が、その裏で立派じゃない警察官による犯罪も毎年全国レベルで多数起こっているわけだ。そんな警察不祥事のオススメ5冊。
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警察署長や検察までがグルになって選挙違反をでっち上げ、無実の市民を次々と逮捕しまくり、留置所で怒鳴り上げながらの恐怖の尋問。この事件の怖いとこはこれが事実だということ!しかもこの本の凄いところは、被害者の市民、加害者の警察の双方を実名で記してる。これは著者と出版社がマジで身体を張ってるよな。警察も凄いよ。存在しない事件を組織ぐるみででっち上げることができると、この事件で証明したんだから。いやーマジで恐ろしい事件です!
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犯罪者となった元やり手刑事が9年の服役後に腐敗した警察組織のすべてを暴露!2000年、130キロの覚せい剤が北海道函館港に運ばれた。末端価格40億円、手引きしたのは北海道県警と函館税関だった!この当時の北海道警察は上層部が皆シャブ中だったんじゃないか?と思えるほどとてつもない事件ですよ!警察がヤクザとシャブ取引き。マンガでもやらないようなとんでも事件の連続にマジで驚愕しまくりです。ちなみに2016年、この本を元にした映画『日本で一番悪い奴ら』が公開された。そこそこヒットしたみたいだな。
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著者は元警察官でありながら、2人を殺害し、死刑判決を受ける。その著者が自ら犯罪を犯すまでを告白!いやー、これ読みながら「お前、警官だろ?なにやってんだよ。」と何度も突っ込みたくなったね。ちなみにこの本を元に「ザ!世界仰天ニュース」「奇跡体験!アンビリバボー」で再現映像になって紹介された。
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マスコミで報道されることのない警察不祥事を暴露。著者は20年以上に渡り、警察の腐敗について独自に取材。しかし、これ読むと警察内部では毎日何かしら不祥事が起こっている雰囲気。いやマジでここまで酷いのかよ・・・と読んでて絶句しまくりです。特に女性警察官へのセクハラは日常的にあるみたいだな。まさに警察の真実本です!
ブックキュレーター
映画プロデューサー 叶井俊太郎(株)サイゾーTOCANA編集部 配給宣伝プロデューサー。『キラーコンドーム』などのホラーコメディ映画から、日本でも大ヒットした『アメリ』まで幅広い買い付けと宣伝をプロデュース。ピクトアップ、日刊サイゾーなど雑誌連載コラム多数。主な著書に映画評論家江戸木純氏との共著『映画突破伝』、『ビッグヒットは五感でつかめ!』、奥様で漫画家の倉田真由美氏との共著『ダメになってもだいじょうぶ—600人とSEXして4回結婚して破産してわかること』など。ノンフィクションやコミックを中心に1,000冊を超える本を所有。気になる本があれば片っ端から購入するクセがあり、自宅の本棚には本が日々増加中。
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