ブックキュレーターhonto編集員
プロになるのは東大合格よりも難しい!?若き棋士のドラマを描写したコミック
将棋でプロになれる人間は1年で4人しかいません。その4人の枠に入るために、奨励会では毎年多くの若き棋士たちがリーグ戦でしのぎを削っています。ここで紹介するのは将棋の熱く、そして苦しい世界を垣間見ることができるコミックです。登場人物たちの気持ちのぶつかり合いは、将棋ビギナーでも胸打つ熱いドラマを見いだすことができるしょう。
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舞台となるのはプロの1歩手前の3段リーグ。主人公は気合いを入れるために化粧をして対局に望み、周囲からは呆れられながらも流れをつかんでリーグ戦で勝ち始めます。彼の変化に触発されたライバルたちも、対局室で煙草を吸い始めたり、いろいろとあがき始めます。そんな彼らの姿はどこかズレているのですが、必死さが伝わってきます。
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家族を事故で亡くし、15歳でプロになった天才棋士。一人暮らしを始めた彼は、やさしい3姉妹のもとでつらい過去と向き合い、厳しいプロの世界で戦っていきます。将棋の師弟関係や研究会の様子など、プロ棋士たちの日常を垣間見ることができるのも興味深いコミックです。
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人生のほぼすべてを将棋に捧げ、それでも3段リーグを抜けることができずプロになれなかった主人公は、将棋の賭け試合を生業とする「真剣師」の世界に足を踏み入れていきます。勝負の勝ち負けに命まで賭けるその姿に共感するのは難しいですが、あふれんばかりの将棋愛が感じられる物語です。
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