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孤宿の人 上
宮部 みゆき(著)
妻子を殺し「鬼」と忌み嫌われる元江戸幕府重臣・加賀と、純粋無垢な心をもつ少女・ほうの心温まる交流が印象的なお話です。しかし、丸亀藩のお家騒動や加賀の命を狙う刺客の存在により、彼女は大切な人を次々と失ってしまいます。幼いほうが悲しみに耐えながら強く生きようとするラストシーンでは、涙腺がゆるんでしまうでしょう。
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桜ほうさら 上
宮部 みゆき(著)
地方の藩校に通う古橋笙之介の父・宗左右衛門は、横領の罪に問われ自害してしまいます。笙之介は母の縁者で藩の江戸留守居役・坂崎の助けを借りて、父に無実の罪を着せた犯人と対決します。宗左右衛門の自害は家族関係の歪みから発生したもので、家族のつながりの難しさを強く感じさせる小説です。
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おまえさん 上
宮部 みゆき(著)
本所深川の同心・井筒平四郎を主人公とする「ぼんくらシリーズ」の第3弾です。男女や親子関係、容姿、才能などの違いから生じる嫉妬を軸に物語が展開していきます。一度生じた嫉妬の炎はドンドン大きくなり、取り返しがつかない失敗を犯してしまい・・・。鋭い洞察力をもつ平四郎の甥・弓之助の推理がキラリと光ります。
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「三島屋変調百物語シリーズ」の第1作となる物語です。心に傷をもつおちかは、身を寄せている叔父の家・三島屋で来客から悲しい思い出話を聞かされ、考え込んでしまいます。おちかの心が回復する可能性を感じた叔父は、さまざまな体験をもつ人々を集めて、この世とあの世が交差する百物語を聞かせることにします。
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全6編が収録された「三島屋変調百物語シリーズ」の第3弾です。表題作「泣き童子」は、悪意を持った人が近づくと火がついたように泣く幼子のお話です。善人の振りをして生活している大人の恐ろしさと、それを見透かしてしまう幼子の悲劇が描かれています。
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