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AIが人間を超えたとき何が起こるのか!?心の準備をするために読むべき本
囲碁でのAI(人工知能)の活躍により、世界はコンピューターがヒトの知性を上回るのが間もなくであると思い知ることとなりました。とはいえ、具体的なイメージは抱きにくいかもしれません。しかし、コンピューターが我々を支配する時代がすぐそこまできています。そんな時代がきても慌てふためかないように、心の準備をするための本を紹介します。
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NHKの人工知能についての番組で進行役を務めた羽生善治が、棋士という立場から人工知能の現在と未来について語ります。実際に人工知能の脅威に直面した将棋界の第一人者だからこその示唆のある発言も多いです。ヒトとそのコミュニティが人工知能に対峙すると何が起きるのかが、将棋という具体例を通して垣間見ることができます。
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将棋ソフトの制作者が、人工知能とはどんな技術なのかをイラストつきで明快に説明しています。人工知能の研究がなかなか進捗しなかったこと、Googleにより開発されたディープラーニングがあっさりと乗り越えてしまったことなどが語られます。長年人工知能に取り組んだ著者だからこそ書くことができた、実感のこもった一冊です。
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シンギュラリティ 人工知能から超知能へ
マレー・シャナハン(著) , ドミニク・チェン(監訳) , ヨーズン・チェン(訳) , パトリック・チェン(訳)
将棋に特化した話ではなく人工知能を俯瞰的に把握したいというなら、この本がオススメです。人工知能がヒトの知性を超越する「シンギュラリティ」に至るまでにどのような研究がなされ、シンギュラリティが生じるとヒトの世界に何が起きるのか?シンギュラリティ後のヒトの未来が、学術的な観点から説明されています。
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AI時代の勝者と敗者
トーマス・H・ダベンポート , ジュリア・カービー , 山田美明 , 石崎雅之
「人工知能が自分にどういう影響を与えるか教えてくれ!」そういう人にとって、参考になるのがこの本です。ビジネスの観点から、人工知能がヒトの職業に及ぼす影響について精査されています。どの職業が淘汰されるのか?という我々に直結したテーマだけでなく、ヒトは将来人工知能をコントロールできるのかについても議論されます。
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人工知能は「心」をもち、ヒトに代わる存在になるのかどうか?人工知能の最終到達点であるこの問題に対し、本書は安易な楽観論を批判しています。とはいえ、最終的にはこの難題について、異なるアプローチを取るべきだと主張しています。著者がこの結論にたどり着くまでのプロセスが刺激的であり、もはや哲学の入門書ともいえるでしょう。
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