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読書で花見気分を味わおう!情緒あふれる桜のことを綴った本
平安時代の人たちも、桜の花見を楽しんでいたといわれています。ここでは、はかなく散っていく桜の花びらから移りゆく季節を感じられる本を紹介します。日本ならではの美を象徴している桜の魅力に思いっきり浸ることのできるロマンチックな小説や、桜をこよなく愛する主人公の物語などを読めば、思わず桜を探す旅に出たくなってしまうはずです。
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日本の名随筆 65 桜
竹西 寛子(編)
日本の近・現代の名随筆を集めた全200巻におよぶアンソロジーシリーズの金字塔で、本書は「桜」を題材にした39の随筆を収録しています。丸谷才一、柳田國男、山口瞳、吉行淳之介など名著述家ならではの表現で、桜の魅力を堪能することができます。桜と日本語の美しさを、改めて思い知らされる一冊です。
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風に桜の舞う道で
竹内 真(著)
浪人時代に予備校の「桜花寮」で暮らした主人公が、かつての仲間たちと10年ぶりに青春時代を振り返った様子を描いた物語です。桜が想起させる季節感を見事に表していて、読者は自らの青春時代を思い返すことになるでしょう。舞台となるのも3月から4月が中心で、桜が過ぎ去った頃に春を思い返しながら読むのもオススメです。
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日本の桜を愛した明治のイギリスの園芸家コリングウッド・イングラムは、戦時中の日本のシンボル花としてソメイヨシノ一辺倒になった桜文化を懸念し、それ以外の桜も存続させようと尽力しました。そんな英国人の桜に対する想いに、イギリス在住日本人女性ジャーナリストが鋭く迫ったノンフィクションです。
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