ブックキュレーターhonto編集員
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タイトルの示す通り暦をモチーフとした12の物語からなる短編集です。それぞれテイストは異なるものの江戸の文化とその中で生きる庶民の生活に焦点を当て、不思議な体験や心温まる関係を流れるように鮮やかな文体で書き切っています。重くなりがちなテーマを扱っている話もありますが、内容に比して読後感は抜群です。
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第13回吉川英治文学新人賞受賞作です。7つの短編からなる物語は江戸で起こる七不思議をモチーフに、著者による新たな解釈で構成されたミステリー色の濃いものとなっています。怪談や殺人事件を物語の中心に据え、人のもつやさしさと怖さを時代ならではの背景をうまく使いながら、短編ごとに雰囲気を変えて描いています。
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『おそろし』から始まった「三島屋変調百物語」シリーズの第4弾となる本書は、主人公・おちかを中心とした切なくも恐ろしい物語です。みやべ流「百物語」を描いた本シリーズは基本的にはホラーなのですが、それだけではなく人間の負の感情も容赦なく描いているので、読んでいると確実に心を揺さぶられることでしょう。
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