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現代を生きるイスラム女性を知るための本――ヴェールの向こうの側の素顔とは
何百年も前から黒いヴェールに包まれ、厳しい戒律のなかを生きている・・・イスラム女性に対してそんなイメージを抱いている方も多いかもしれません。私たちと同じ現代を生きている彼女たちは、はたしてどんな日々を送っているのでしょうか。ここでは日常生活や社会情勢を踏まえて、彼女たちの想いを垣間見ることができる本を紹介します。
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お隣りのイスラーム 日本に暮らすムスリムに会いにいく
森 まゆみ(著)
日本で暮らすイスラム教徒を訪ねたインタビュー本です。構えず相対する著者に応えて、祖国のこと、日本の印象、人生観についての深い話がされています。イスラム教徒は決して一様ではない、ということを知ることができる本です。さらに、イスタンブールの空気が伝わってくる旅行記も収録されています。
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ペルセポリス 1
マルジャン・サトラピ(著) , 園田 恵子(訳)
イランで生まれた著者の自叙伝です。革命と戦争に支配された激動の子ども時代を経て、自由を求めて外国へ留学する少女の目を通して、当時の社会が皮肉と風刺を込めて描かれています。家族に支えられ、体制に服従することを是としない彼女のイスラム社会への思慕と反感が痛烈に伝わってきます。
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イスラム武装勢力に銃撃されたマララ・ユースフザイ氏と、アメリカのドローン爆撃機からミサイルの標的にされたナビラ・レフマン氏。2人を戦乱に巻き込み明暗をわけた「対テロ戦争」の正体とは?武器ではなく教育の重要性を説く2人を取り巻く環境、それをかたち作った世界情勢が丁寧に解説されています。
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私たちの星で
梨木 香歩(著) , 師岡 カリーマ・エルサムニー(著)
作家・梨木香歩と、日本とエジプトにルーツをもつ文筆家の師岡カリーマ・エルサムニーによる1年半におよぶ往復書簡をまとめた本です。多彩な経験と豊かな感受性をもつ2人が体験した、世界のあらゆる事象について丁寧に意見を交わしていきます。共感することを追求し、拒絶を回避することで広がる新しい地平を見せてくれる一冊です。
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