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奇妙な話と思ったら・・・現実だった!?現代日本の社会派小説傑作選
「小説は社会を映す鏡である」と、言われることがよくあります。奇妙な物語が書いてあるな、と小説を読んで感じたことがある方も多いかと思いますが、実はその奇妙な物語はその時代の社会を映し出していることも多いのです。ここでは奇妙な物語でありながらも現実社会を色濃く反映させている、と思わされる小説を紹介します。
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『君たちはどう生きるか』を最新アップデートしたような一冊です。新書でありながら「小説」の形式で書かれた本書は、架空の小学校に通う「ランちゃん」の視点で進められています。子どもたちが一風変わった大人たちとの交流を通して、どのような「くに」や法律を考えてゆくのか。子どもの成長を通して「社会」について考えることができます。
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舞台は2036年の東端列島。言論統制を受けた元小説家の「私」は、20年の年月を獄中で過ごしています。ある時、東端列島の新たな統治者は「小説禁止令」を発布します。そこで元小説家の私は「小説禁止令に賛同する」という随筆を書き始めるのですが・・・。言葉を発すること、声を上げることの意味を考えさせてくれる小説です。
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