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スリルと懐かしさをどちらも味わえる!学園ミステリーコミック
部室、校庭、旧校舎など、学校で見られる風景は多くの読者にとって想像しやすい物語の舞台です。だからこそ、そんな場所で発生する事件や謎にはリアリティがあり、身近に感じられます。記憶のなかの校舎の風景を懐かしみながら、物語から与えられるミステリーのスリルを味わってみてはいかがでしょう。
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行く先々で人が死ぬことから「死神」と揶揄される高校生・鹿神孝。取り壊しが決まった旧校舎で肝試しをしたところ、やはり本物の死体に遭遇してしまいます。木造校舎の香りやギシギシという廊下の音が伝わってくるような臨場感を得られるとともに、旧校舎の呪いが現実味を帯びてゆく展開に背筋がゾクッとするコミックです。
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受験を控えた冬、登校日に学校に集まったのはたった8人でした。時の止まった校舎に閉じ込められたことに気づいた彼らは、自分たちの記憶の欠落、そして校舎内を散策しながら覚える違和感の原因を探っていきます。馴染みの学校の風景が一転し、外界から隔離されて時の流れに置いていかれる恐怖が心に迫ります。
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肺に病を持つ少年・榊原恒一が父親のインド出張にともない転校することから物語は始まります。転校先の3年3組に蔓延する緊張に違和感を抱くうちに、クラスメイトに次々と死が忍び寄ってきます。何十年もの間、生徒が入れ替わり立ち代わり過ごしていく特別な空間である学校の異様な側面が際立っている物語です。
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ミステリー研究会を立ち上げた香月が、会の仲間たちと学校の問題を解決していく物語です。校舎全体を利用した謎解きシーンでは一緒に屋上から校庭まで、学内を走り回っているような気持ちになれます。また潜入したり、オトリになるなど体を張って捜査する場面では、彼らの感じるスリルが心に満ちてきて、手に汗握ります。
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