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許されない恋にゾクゾク!ゆがんだ愛が生々しく描かれた小説
好きになってはいけない人を好きになったり、誤った愛し方で相手を支配しようとしたり、人の感情は時に不合理なものです。そんな許されない恋やゆがんだ愛を追体験できるのも、読書の醍醐味のひとつと言えるでしょう。ここでは人間の不合理な感情、ゆがんだ愛情が生々しく描かれた小説を紹介します。
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ロリータ
ナボコフ(著) , 若島 正(訳)
ハンバートという男が獄中で残した手記、という形式で書かれた小説です。彼が若い母娘の家に下宿し、さらにその母と結婚することを決めたのは、13歳の娘・ロリータに惹かれたためでした。ロリータの母亡き後、2人は全米をまたぐ大旅行を始めます。その道中で結ばれる2人の秘密の関係を覗き見するような、背徳感が読者につきまとうでしょう。
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女神 改版
三島 由紀夫(著)
女性の美に対し偏執的なこだわりを持つ木宮周伍。妻の美しさに磨きをかけ、美の化身に仕立てますが、ある時彼女は空襲で顔に大きな火傷を負ってしまいます。醜くなった妻に絶望するなかで生じたのは、「娘を理想の女性に仕立てよう」という新たな情熱でした。人間の価値とは?そんなことを考えさせられる物語です。
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