ブックキュレーターhonto編集員
弘法大師「空海」について深く知りたいと思った時に読みたい本
歴史のスーパーヒーローとして注目され、誰もがその名前を知っている弘法大師・空海。しかしその実像と思想について知りたいと思ったとき、その世界観が大きすぎて捉えどころがないと尻込みしてしまうこともあるでしょう。そこでここでは、さまざまな切り口で「空海」に深く迫った本をセレクトしました。ぜひその門を叩いてみてください。
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空海
高村 薫(著)
「全身から菩薩のようなオーラ」を発していたという空海の人間像に迫る、小説家であり言論人でもある高村薫の思索を綴った紀行文です。空海ゆかりの地を訪ね、足跡をたどりながら日本の密教が形成された背景も解き明かしてゆきます。伝説の弘法大師ではなく、生きて存在していた空海の実像を知りたいという人にオススメです。
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司馬遼太郎の視点を通して、空海の軌跡が描かれています。膨大な資料と著者の想像力を駆使し、壮大な物語の中に空海の人物像が浮かび上がってくるでしょう。歴史小説を楽しむように空海に触れ、空海のドラマチックな生涯を知ることができます。
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空海が密教の立場から「般若心経」を解説したのが『般若心経秘鍵』です。本書は現代語訳とともに、わかりやすくその秘鍵を解説しています。空海の自由闊達な思想を知りたい方はその手がかりとして、「般若心経」を入り口としてみてはいかがでしょう。
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高野山
松長 有慶(著)
空海が1200年前に開創し、世界遺産としても人気のある高野山。本書は高野山で生まれ育ち、高野山真言宗管長である著者が、この地の四季や歴史、さらに空海の生涯などを丁寧に解説した本です。高野山を切り口として弘法大師・空海を知りたい人にオススメな一冊。高野山を訪れるときのガイドブックとしても秀逸です。
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