ブックキュレーターhonto編集員
「食」を考えると「農」にぶつかり、環境や教育や政治まで考えさせられる本
食や農の問題といえば、まず思いつくのが「コメ」のことではないでしょうか。でもコメのことを考えると野菜も魚も気になりますし、農薬や環境へとイメージは広がり、食育や農の次代を担う後継者問題、はては政治のことまで考えてしまいます。ここでは、そんな「食と農」の現状と課題を考察し、未来を展望するのにもってこいの本を選びました。
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環境問題、原油高、食品偽装、教育など、私たちを取り巻く諸問題はすべて農に通じる、とこの本では主張しています。経済のグローバル化は「農業恐慌」と「新しい貧困」をもたらし、「コメをつくっていては食っていけない」という状況を生み出しました。農民作家の雄と稀代の農業ジャーナリストが、世界の農業の危機を語る一冊です。
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農業にもマーケティングの手法を導入すべきだ、という視点で書かれた本です。しかも、既存の理論を単に農業に当てはめるのではなく、消費者にとって「食」とはそもそもなんなのか、品質やおいしさをどう伝えるかなど、理論の本質に迫ります。読後、副題である「食と農のおいしいつなぎかた」の意図するところがよくわかるはずです。
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