そろそろ説明できるようになりませんか？日本人の思想の源流を探るための本

神道を「日本固有の民俗宗教」という一言では語れないもどかしさを、感じたことはありませんか？本書は中世に成立した「神道」について、その歴史を古代から近世まで追って解説しています。時代ごとに読み進んでゆくことで、複雑な過程を経て今に至った神道の概要をつかむことができます。神道の歴史に触れる入門書として最適な一冊です。

神話の喪失が現代人の心の問題と深く関わりがあるとする、日本を代表する心理学者である河合隼雄の晩年の著書です。『古事記』や『日本書紀』の神話を読み解き、また世界の神話と比較して日本人の心の深層に迫ります。日本人のルーツを開かれたアイデンティティで探ることが、現代では特に大切になると書かれています。

日本人に影響を与えた歴史上の象徴的な人物12人を選び、それぞれの行動や業績に照らし合わせて日本の歩みを明らかにしようとする歴史・社会評論です。　古代は聖徳太子から始まり、近代は松下幸之助まで網羅しています。日本の思想をリードした「人」に興味がある方にオススメです。

能、狂言、歌舞伎、落語などの芸能から読み解く思想を通して、日本人の価値観や死生観について考察した一冊です。「かたり」とは、日本の伝統的な、おかしみのある説法の方法のことで、本書もその方法で語られます。堅苦しくなく、読み物としても気軽に楽しめます。

日本史で注目の高い論点である、邪馬台国はどこにあったのか、江戸時代は鎖国だったのか、といったことについて最新の史学を知ることができます。5人の日本史の専門家が29の論点を解説。興味のある論点の切り口から入り、気負わずに日本の歴史を見直すことができます。