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本当に理解できている?村上春樹を理解するための副読本
作品の世界観に引き込まれたらスッと読めるけど、何か見落としていないかと不安になったり、どこか理解できない気もするのが村上春樹の小説です。そこでここでは、メタファーに満ちた村上ワールドの手引き書となるような本を選びました。小説を離れたところに「なるほど!」と、腑に落ちるヒントがあるかもしれません。
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村上春樹の愛読者で結成された「村上春樹を読み解く会」による村上作品のガイドブックです。長編小説から翻訳本、エッセイまでもが網羅されており、作品を読み解くポイントの解説や人物相関図、さらに作品の構造の図解も載っています。一度読んだけれど消化不良になった本の振り返りにも最適です。
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村上春樹の強い希望で行われた、心理学者の河合隼雄との対談本です。『ねじまき鳥クロニクル』が出版された直後の1995年に行われた対談ですが、語られている内容は時代を経ても新鮮な発見に満ちています。「暴力と表現」や「作品と作者の関わり」など、村上ファンにとって解明したいトピックばかりが語られています。
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村上春樹翻訳〈ほとんど〉全仕事
村上 春樹(著)
小説の創作と翻訳とを交互にやってきたという村上春樹の翻訳の「ほとんど全仕事」を本人がまとめたクロニクルです。それぞれの本を翻訳したときのことを語ったエッセイと、書庫にある原書と翻訳本のカラー写真も掲載されています。さらに翻訳仲間の柴田元幸との対談も掲載されていて、村上春樹の小説家とは別の一面が発見できます。
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10代の頃から村上春樹の熱心な読者であるという作家の川上未映子が、村上春樹に行ったインタビューをまとめた一冊です。作品の成り立ち方についての鋭い質問もあれば、『トランプは地下室に訴えている』『僕は洞窟スタイルだから』など、興味深い発言も引き出されています。「イデア」と「メタファー」の謎にも迫っています。
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