仏教へようこそ！仏教入門の最初の一歩を後押しする本

歴史の流れも含めて、ざっくりと仏教全体の思想や教えをつかみたい人にオススメの一冊です。著者は現役の禅僧なので学術書のような専門的すぎる解説ではなく、著者の思想も含めたエッセイとしてもおもしろく読むことができます。仏陀から道元までの変遷を追っています。

日本に禅宗を開いた道元の教えのエッセンスが詰まった「現成公案（げんじょうこうあん）」を、ドイツ人僧侶が英語訳とともに日本語で解説した異色な一冊です。難解といわれる道元の文章が、英語で読むと理解できるような気がするのが不思議です。ユーモアを交えて楽しく語られているので、気軽な読み物としても楽しめます。

「夢は住職だった」と言い放ち、『見仏記』という著書も人気のみうらじゅんによる仏教エッセイです。「色即是空」で美大合格、仏像フィギュアが粉々になって「諸行無常」、さらに「地獄ブーム」や「マイ仏教」など、著者の人生とともにある仏教が絶妙な視点で語られています。ご機嫌な「仏教の気分」を体験できます。

仏教の哲学や「マインドフルネス」と呼ばれている禅瞑想の実践方法について、アメリカ人の科学ジャーナリストが記した本です。仏教哲学の基本や瞑想の科学的な効用に焦点を絞り、合理的に理解したい人にオススメ。科学的な視点による教義の解説は、あなたの仏教に対する認識を改めさせてくれるでしょう。

著者はクリスチャンとしてドイツに生まれ、大学を卒業した後に日本の禅宗に出家した異色の経歴を持つ禅僧です。キリスト教と仏教の教えの本質について、著者の実体験を重ねてわかりやすく比較しています。世界宗教との比較から仏教や禅宗のポイントをつかむことができます。エッセイのように書かれているので、肩の力を抜いて読んでください。