ブックキュレーター映画プロデューサー 叶井俊太郎
AV女優の衝撃の告白本5冊！
AV強要問題とかアダルトビデオ業界はいろいろネガティブな報道されてるけど、AVがなければないで男は困るわけで、そういう意味で世の中的に必要なのでたぶんこの先もなくなりはしないだろうな。そんなAV女優のインタビュー本とか自伝はかなり興味深い。そんなAV女優関連本5冊がこれ！
※本ブックツリーの内容は、執筆時点（2018年11月2日）の情報に基づいております。
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名前のない女たちベストセレクション
中村 淳彦（著）
このシリーズはすべて持ってるが、この本は総集編ということで紹介する。この本に登場するAV女優は主に企画ものと言われるAV作品に出演してる、セックスだけやる女優ですね。これと言ってかわいいわけでもない。そんな彼女たちがなぜAV女優になったのか、本人に生い立ちから語ってもらう、というインタビュー本です。でもAV女優になったきっかけは親の虐待、最悪な貧困がベースになってる子がほとんど・・・。セックスが好きでAVの世界に入ったという子もいるけど、話聞くとやっぱり悲惨な過去を持ってたり・・・。面白い！
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こちらもAV女優のインタビュー本。月刊誌「実話ナックルズ」で連載してた企画を書籍化。タイトルの通り、この本に出て来るAV女優はみんな過去にトラウマなのか、悲惨なことがあって今がある。母親が自殺したとかめちゃめちゃ貧乏だったりとか。つか、AV女優の子の家は貧乏だったという話はかなり多いように思う。で、AVやって親にお金をあげるとか。まあ、いい話なんだけど、オレだったら「自分で稼いだ金は自分で使え！」と言いたいけどな。とにかく、AV女優インタビュー本は面白い！
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1話完結の「フルーツ宅配便」で働く、いろんなデリヘル嬢の漫画。絵がいいね。読みやすい。ストーリーもデリヘル嬢が基本主人公なので、悲惨な話が多いけど、なんだか不思議な哀愁が漂ってて面白い。あまり書店で見かけないが、一応、小学館のビックコミックで連載中なんです。
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2016年に女性団体が、無理矢理AVに出演させられた女性がいることを公表。その後のAV女優強要問題に発展してしまった。著者はそのAV業界の裏側を取材していくと、確かに悪質なスカウトは存在し、不当な契約や出演強要はあったことが発覚！でも、こんなヤバい話を暴露して著者は大丈夫かいな？と心配するほど衝撃なルポ！
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名前のない女たち最終章 セックスと自殺のあいだで
中村 淳彦（著）
これは2010年の本だから約9年前だね。当時も今もAV女優は約1万人はいると言われる。単体で売れてるのはこの中で2、30人。それ以外は企画女優として日当3万くらいでセックスをしている。今もこんな状況だと聞く。それでもAV女優になりたいという女の子は多い。そんな企画女優にAV女優になった理由と過去についてインタビュー。こんな面白いのに最終章？とショックを受けたが、この後もタイトルを変えていろいろAV女優インタビュー本が出て安心した！
ブックキュレーター
映画プロデューサー 叶井俊太郎（株）サイゾーTOCANA編集部 配給宣伝プロデューサー。『キラーコンドーム』などのホラーコメディ映画から、日本でも大ヒットした『アメリ』まで幅広い買い付けと宣伝をプロデュース。ピクトアップ、日刊サイゾーなど雑誌連載コラム多数。主な著書に映画評論家江戸木純氏との共著『映画突破伝』、『ビッグヒットは五感でつかめ！』、奥様で漫画家の倉田真由美氏との共著『ダメになってもだいじょうぶ—600人とSEXして4回結婚して破産してわかること』など。ノンフィクションやコミックを中心に1,000冊を超える本を所有。気になる本があれば片っ端から購入するクセがあり、自宅の本棚には本が日々増加中。
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