ブックキュレーターライター・書評家 アサトーミナミ
クリスマスをより楽しむために読みたい本
クリスマスが近づいてくるというだけでどうしてこんなにソワソワしてしまうのだろう。子どもだろうが、大人だろうが、恋人がいようが、いなかろうが、関係ない。クリスマスはきっと誰にとってもドキドキとワクワクをあたえてくれるはず。そこで、今回は、楽しみいっぱいのクリスマスがますます待ち遠しくなる本をご紹介します。
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クリスマス・キャロル
ディケンズ(著) , 村岡 花子(訳)
すべてが変わる夜がある。嫌われ者のスクルージが、3人の亡霊に導かれて過去・現在・未来のクリスマスへといざなわれる。 読んでいるとどんな人でもクリスマスが特別な日に思えてくるに違いない。時代を超えて読み継がれる優しい奇跡の物語。
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サンタのおばさん
東野 圭吾(作) , 杉田 比呂美(画)
ミステリー界の巨匠・東野圭吾氏による非ミステリーのクリスマス絵本作品。欠員が出たサンタ会に応募してきたのは女性だった。女性はサンタになれるのか。世界各国のサンタたちが賛成したり反対したり大論争。大人が読んでも偏見や差別について考えさせられる物語。
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クリスマスを探偵と
伊坂 幸太郎(文) , マヌエーレ・フィオール(絵)
伊坂幸太郎氏が、大学生のときに初めて書いた小説が元となっているという絵本作品。絵本ではあるけれど、伊坂ワールドが展開されていて、ファンは必読。クリスマスなのに浮かない気分の主人公が出会う謎の男。そして、小さな奇跡。クリスマスのプレゼントに最適な心が温まる物語。
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「クリスマスなんて無くなってしまえば良いのに・・・」という人にこそ読んでほしい小説。「クリスマス打倒」を目指して奔走する、頭が良いようでおバカな男たちの姿。ひねくれた登場人物たちの思考回路に、思わず抱腹絶倒させられてしまう。
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賢者のおくりもの
オー・ヘンリー(文) , リスベート・ツヴェルガー(画) , 矢川 澄子(訳)
互いを思い合う夫婦の姿を描き出した絵本作品。夫は妻へ、妻は夫へのプレゼントを買うために、自分の大切なものを手放してしまう。本当の愛とは何なのか。思いやりとは。クリスマスを前にそんなことを考えさせてくれる名作。
ブックキュレーター
ライター・書評家 アサトーミナミ平成元年、新宿生まれ、慶應大学大学院修了のフリーライター、書評家。純文学やビジネス本からエンターテイメント小説、漫画、ライトノベルまで、幅広く本を愛し、紙・電子問わず、いつでもどこでも1日1冊は本を読み続ける「本の虫」。大学では近代文学を専攻し、大学院では「本屋のリデザイン」を研究。これからの時代の本との出会いを演出しようと、日々、試行錯誤中。「ダ・ヴィンチニュース」などに寄稿( https://ddnavi.com/author/asatominami/)。
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