ブックキュレーターhonto編集員
眺めているだけで幸せな気分に。いわさきちひろの絵が堪能できる絵本
子どもの幸せと平和を願い続けた画家・いわさきちひろ。鉛筆と水彩で描かれた、やわらかな雰囲気のイラストは見ている人をやさしい気持ちにしてくれます。いわさきちひろはさまざまな作品を残していますが、絵本の挿絵として描かれた作品も多いのです。子どもだけでなく大人も眺めて幸せになれる、そんないわさきちひろの絵本を紹介します。
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おふろでちゃぷちゃぷ 改版
松谷 みよ子(ぶん) , いわさき ちひろ(え)
おふろに入る一連の流れを描いた、それだけの絵本ですが、子どものかわいらしさがどのページでも味わえます。子どもの柔らかさ、温かさ、のびやかさ、健やかさなどを感じることができるでしょう。子どもを描かせたら右に出る者はいない、と言われたいわさきちひろの真髄を味わえる絵本です。
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もしもしおでんわ 改版
松谷 みよ子(文) , いわさき ちひろ(え)
モモちゃんという女の子のところに、おひさまやあひるさんなどいろいろな友達から電話がかかってくるというお話です。モモちゃんのかわいらしさとおしゃまさが絵から伝わってきて、読んでいる人をふっと笑顔にしてしまいます。派手なインパクトはないですが、親も一緒に絵を眺めながら繰り返し読んであげたくなります。
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あめのひのおるすばん
岩崎 ちひろ(絵・文)
雨の日におるすばんすることになった女の子の不安な気持ちを描いた絵本です。おるすばんの寂しさ、不安などが絵からも伝わってきて、いわさきちひろの表現力に驚くはずです。絵だけで雨の日のしっとり感と、女の子の心情を見事に表現しています。
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おやゆびひめ
アンデルセン(原作) , 立原 えりか(文) , いわさき ちひろ(絵)
誰もが知っているであろう名作ですが、いわさきちひろが描く「おやゆびひめ」は本当に美しいです。あどけなさと美しさが同居するおやゆびひめの美しさに、うっとり見惚れてしまうでしょう。ストーリーでは悪者にされているガマガエルやモグラなどもやさしく描かれており、子どもへの読み聞かせにもぴったりです。
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あおいとり
メーテルリンク(原作) , 立原 えりか(文) , いわさき ちひろ(絵)
チルチルとミチルの兄弟が幸せを運ぶ青い鳥を探しに行く、というお話です。モノトーンと鮮やかなページの対比で絵からもストーリーが感じられるので、ストーリーがまだよくわからない子どもでも楽しめるでしょう。どのページもきれいですが、青い鳥の幻想的な美しさは必見です。
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