ブックキュレーターライター・書評家 アサトーミナミ
新しい恋をするために・・・元カレor元カノが忘れられない人に読んで欲しい本
過去の恋はどうしてこんなにもキラキラと光り輝くのだろう。どうして忘れてしまいたい恋の記憶ほど、強く心に残ってしまっているのだろう。断ち切れない昔の恋人への思いに悩まされて、新しい恋への一歩が踏み出せなくなっていませんか。そんな過去の恋に苦しんでいる人に読んで欲しい本を集めました。
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誰にでも元恋人を美化してしまう経験はあるだろう。この物語の主人公・難波ユカリは元カレを美化どころか神格化している。脳内で超理想的な恋人として妄想しては、妄想の世界に満足感を得る日々。そんな彼女が現実世界で元カレと再会。妄想の中の彼とのギャップに苦しめられる。
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この本は大人気のブログ「あの女」のゴマブっ子が元カレへの未練を断ち切れない人に送る恋愛教科書。恋の成就を目指すのではない。かつての恋を成仏させるのだ。新しい一歩が踏み出せそうな予感を感じさせる作品。
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サヨナライツカ
辻 仁成(著)
主人公・豊は婚約者がいるのに、バンコクで出会った女性と恋に落ちる。「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと、愛したことを思い出すヒトとに分かれる。私はきっと、愛したことを思い出す」。不倫やら浮気は決して肯定できるものではないが、別れた後も互いを思い合う2人はあまりにも切ない。
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一度会っただけの2人。だけれども、2人にとってはそれは忘れられない出会いだった。泉鏡花の不朽の名作『外科室』は、一度しか会ったことがなかった2人の純愛を描き出し、読む人の心を何度でも切なくさせる。描き下ろしイラストとのコラボも2人の恋の美しさを際立たせてくれる。
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元恋人から19年ぶりにかかってきた久しぶりの電話から始まる青春物語。「人は、一度巡りあった人と二度と別れることはできない」。人間の原点は過去の出会いにあり、誰かと出会った記憶がその人自身を作り上げるのだ。忘れられない人がいるのならば、この本はきっとあなたを助けてくれるに違いない。
ブックキュレーター
ライター・書評家 アサトーミナミ平成元年、新宿生まれ、慶應大学大学院修了のフリーライター、書評家。純文学やビジネス本からエンターテイメント小説、漫画、ライトノベルまで、幅広く本を愛し、紙・電子問わず、いつでもどこでも1日1冊は本を読み続ける「本の虫」。大学では近代文学を専攻し、大学院では「本屋のリデザイン」を研究。これからの時代の本との出会いを演出しようと、日々、試行錯誤中。「ダ・ヴィンチニュース」などに寄稿( https://ddnavi.com/author/asatominami/)。
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