ブックキュレーターhonto編集員
寒い季節に心も体もぽっかぽか温かくしてくれる、ほっこり笑顔になる絵本
絵本の中には現実とはかけ離れた世界が広がっていて、不思議なのにそれを異世界だとは感じさせない魅力があります。ここでは寒い季節に読むとやさしい気持ちや動物たちの可愛らしさに触れて、体だけではなく心からポカポカと温かくなるような絵本を選びました。ほっこりとした癒しを感じながら、読み終わった後には笑顔になること間違いなしです。
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シロクマくつや
おおで ゆかこ(作)
家を探していたシロクマ家族が雪山で空き家を見つけて、それに少し手を加えてくつやを開きました。くつを作る職人と売り場担当に別れて、3匹の子どもも大活躍!村で評判になった靴屋に巨人が訪れますが、それはシロクマ一家がお店にしていたくつの持ち主でした。困ったことになりましたが、最後はにっこりとした顔で読み終えることができます。
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てぶくろ ウクライナ民話
エウゲーニー・M・ラチョフ(え) , うちだ りさこ(やく)
おじいさんが雪の降る森を歩いていて手袋を片方だけ落としたことから始まる、動物たちの満員御礼な同居ストーリーです。かえるのような小さな生き物からくまのような大きな動物まで手袋の中に7匹も住んでしまいます。明らかに入れるはずがないのでどうなっているのか不思議に思いますが、それを気にさせないほっこりする絵本です。
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さっちゃんのてぶくろ
内田 麟太郎(作) , つちだ のぶこ(絵)
お母さんが編んでくれた大切な手袋をかたっぽだけ落としてしまったさっちゃんが、外に探しに出掛けると小さな声が聞こえてきました。雪を掘り起こして見つけたのは、相撲さんの大きな手袋です。それを持ち帰ってストーブで温めると、中からドンドンと小さな手袋たちが出てくる楽しい絵本です。
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やまのおふろやさん
とよた かずひこ(さく・え)
見ているだけでポカポカ温かくなりそうな絵本です。しんしんと雪が降る山の中で、おふろを見つけたサル一家が喜んで飛び込みます。温まって出て行くと、他の動物たちも次々とやって来ます。そこに雪だるま一家までやって来てしまい、溶けてしまうよ!と心配になって声を掛けたくなりますが、最後にはホッと一安心します。
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ポカポカスープ
うえき まさのぶ(作) , 相野谷 由起(絵)
寒い季節にピッタリの不思議で心温まるしかけ絵本です。熱を出して寒さに震えていたたっくんは、布団の奥から歌が聞こえてきて潜り込みます。明かりを目指して進むと、コックさんがスープを作っていました。風邪引きの動物たちも集まって来て、食欲がなかったたっくんも熱々のスープを飲むとポカポカ元気になりました。
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