ブックキュレーターhonto編集員
春の訪れが待ち遠しい!そんな時にぴったりのほんわかしてくる絵本
冬の透き通った澄んだ空気や綺麗な星空も素敵だけど、やっぱりポカポカと暖かくなる春が待ち遠しく思える。そんな時にぴったりの絵本を紹介します。冬の間に積もっていた雪が溶けて春に移り変わる季節の変化と、動物や人間が待ちわびていた春の訪れを迎えてワクワクする様子が伝わってきて、心がほっこりするはずです。
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こりすのはつなめ
浜田 廣介(作) , いもと ようこ(絵)
リスとこぐまはブドウを仲良く分け合いましたが、穴ごもりから目覚めた後に雪が積もった山では食べ物を探せないため、こぐまは春の備えにブドウを潰して手に塗り食料にします。リスが小さな舌でちょぴちょぴとキャラメルのように美味しいこぐまの手を舐める様子が愛らしい、思わず顔がほころぶとても可愛らしいお話です。
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はなをくんくん
ルース・クラウス(ぶん) , マーク・シーモント(え) , きじま はじめ(やく)
ほぼ全ページがモノクロで描かれた珍しい絵本です。しんしんと積もった雪と冬特有の冷えているけど澄んだ空気を、余計な色がないからこそ強く感じます。巣の中で冬ごもりしていた動物たちが目覚めて、鼻をくんくんさせます。一輪の花だけがカラーになっていて、その色鮮やかさから春を待ちわびていた気持ちが伝わってきます。
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おとどけものでーす!
間瀬 なおかた(作・絵)
色鮮やかに春を届けてくれるしかけ絵本です。海辺の町から宅配便屋さんが出発して、雪に埋もれた山の村の子どもたちに薄緑色の箱を届けてくれます。箱はしかけになっていて、それを開けると花やチョウチョなどたくさんの春が詰まっていました。いつの間にか雪も溶けていて、最後は思わず「わぁ」と声を上げてしまうこと請け合いです。
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めざめのもりのいちだいじ
ふくざわ ゆみこ(さく)
春を感じて目を覚ましたヤマネくんが、崖下に落ちそうになっているミツバチさんの家を見つけました。急いで森一番の力持ちなクマさんを呼びに行きますが、まだ冬だと全然起きてくれません。春である印を見つければいいのだと山を下ったヤマネくんが見たものは、春の訪れを感じるものが段々と増えていく風景でした。
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のはらでまたね
はせがわ さとみ(作)
春まで冬眠するこぐまから緑色のふわふわしたものをプレゼントされたたぬきは、嬉しくてそれをお腹に巻いて出かけました。何かわからないそれを小鳥が引っ張り雪の上に置くと、緑色が広がり春の野原だと2匹で勘違いしてしまうのも素敵です。春がきたと歌う小鳥の声を聴いて、森のみんなが起き出してくる暖かな絵本です。
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