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古典だけじゃない!はじめての現代イギリス文学
シェイクスピアやディケンズなど世界中で愛されている作家を輩出しているイギリスは、昔から文学大国として知られています。しかし、優れたイギリス文学は古典以外にもたくさんあります。そこでここでは、現代イギリス文学の入門にぴったりな小説をピックアップ!国際的にも高評価を得ている作品ばかりを揃えました。
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終わりの感覚
ジュリアン・バーンズ(著) , 土屋 政雄(訳)
「記憶」と「時間」をテーマにした、優美でイギリス的ながら、一方でサスペンスフルでもある中編小説です。読みやすい物語とサスペンス面での抜群なアイデアの両立が評価され、2011年度のブッカー賞作品に選出されました。
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蠅の王 新訳版
ウィリアム・ゴールディング(著) , 黒原 敏行(訳)
未来の大戦中に漂流した先の「島」という閉鎖空間で、秩序を失った少年たちのあり方を追求したSFディストピア小説です。タイトルに負けず劣らず衝撃的で狂気をはらんだ内容は世界中で話題となりました。著者のウィリアム・ゴールディングは、1983年にノーベル文学賞を受賞しています。
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とある全体主義国家で展開される究極の管理社会を描き出したSFディストピア小説です。1948年に執筆されながらも、その後に訪れる冷戦や社会主義の末路を予見したような内容で、65以上の言語で翻訳されて世界中で読まれるようになりました。村上春樹の『1Q84』も、この小説のオマージュだと言われています。
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グランド・マザーズ
ドリス・レッシング(著) , 山本 章子(訳)
友人同士の女性たちが、互いの息子に恋をするという異色の恋愛を描いた短編小説。狂気をはらんだ内容はもちろん、プロットをそのまま掲載したかのような説明描写が極端に少ない文体にも衝撃を受けるでしょう。そんな表題作の他に三つの短編が収録されていて、短いながらもインパクトの強い物語ばかりです。
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