ブックキュレーターポプラ社 一般書営業企画部 大森将吾
若い人にもオススメ‼ライトな時代小説は面白い作品がいっぱいなんです。
時代小説と言うと、ご年配の方が読む本だと思っていませんか?いえいえ、そんなことはないのです。若い人がハマる作品がたくさんあります。例えば、困っている人たちのために悪に立ち向かっていく姿に胸が熱くなったり、心温まる作品が実はたくさんあるのです。その中でも今回は人情味にあふれた作品をご紹介できればと思います。
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過去の火事が原因で、江戸随一の火消しと呼ばれながらも今は貧乏浪人暮らしの松永源吾が、藩の火消しを再建することになり、大火に巻かれていく江戸を必死に守る。ぼろ鳶組のみんな個性が立っていて、不可解な火事に立ち向かって行く姿がとにかくカッコイイ。熱い男たちの時代版お仕事小説。
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「天保六花撰」を題材に、幕府の金で私腹を肥やす不届き者から10万両という大金を奪うもので、映画の『ミッション・インポッシブル』や『オーシャンズ11』を彷彿とさせるハラハラドキドキするようなエンターテイメント作品。金蔵には危険な罠が幾重にも張り巡らされているが――。手に汗握ります。
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腕は立つのに心の優しい甘ちゃんな同心の月也としっかり者の妻の沙耶の二人で難解な事件を解決していく捕物帳。沙耶の機転や口添えによって、しっかりと事件を解決していくところが面白い。また、この夫婦の会話の中から相思相愛なんだなというお互いの気持ちが伝わってきて、読んでいて心が温かくなりますよ。
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美人女将のお妙が営む「居酒屋ぜんや」を舞台に、美味しい料理を堪能できる連作時代小説。料理を通して人々の悩みを解決したり、出てくる料理がとにかく美味しそうで、お腹が空いて困ります。また、お妙の過去と只次郎との微妙な距離感がこの先どうなっていくのかとても気になります。
ブックキュレーター
ポプラ社 一般書営業企画部 大森将吾児童書の出版社のポプラ社で一般書の企画営業を担当しております。今までは、中国四国地区、九州の営業担当として現地に常駐して店頭・外商の促進を8年間行っていましたが、今年本社に戻って参りました。今は文芸書を中心に担当をしており、1冊1冊をどのように世の中に送り出していけばいいか悩みも多いですが、新しい拡材を作ったり、重版をかける喜びを噛み締めています。今は、内勤の仕事が多くて書店促進が出来ないのが一番の悩みです。
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