ブックキュレーターライター・書評家 アサトーミナミ
「子どもを持つこと」に不安を感じた時に読みたい本
「いつかは子どもがほしい」。そう思う人はきっと少なくはないはずだが、子どもを持つことに不安を感じない人はいない。自分の望む性別の子を産むことはできるのか。子が生まれたら、今の仕事はどうしたらいいのか。そもそも、不妊治療をすることになったら・・・。そんな「子どもを持つこと」に感じる不安を払拭するための本をご紹介したい。
- 3
- お気に入り
- 2859
- 閲覧数
-
図解女の子・男の子の生み分け方 二人の希望に応える
原 利夫(著)
「希望の性別の子どもがほしい」と願う親の気持ちは自然なもの。「男女の『産み分け』などできるのだろうか?」と疑問に思う人も希望の性別があるならば、一度この本を手にとってみてほしい。「あっさりセックスだと女の子が生まれる」など驚かされる記載ばかりだが、試してみる価値あり。信じるか信じないかはあなた次第。
-
「子どもがほしい」とは思うが、多くの不安があるという人は少なくはないだろう。自分はきちんと子どもを産める体なのだろうか、仕事との両立はできるのだろうか。「保活」は上手くいくだろうか。大人気コラムニスト・犬山紙子が私たちに考えるためのヒントを与えてくれる。
-
タネナシ。
ダイアモンド・ユカイ(著)
「子どもがほしい」と思っても、簡単にできるとは限らない。「不妊」というと、女性の問題として考えられがちだが、男性側に原因がある可能性もある。ダイアモンド☆ユカイが男性不妊の実体験を語るこの本は、男性必読の書。肉体的にも、精神的にも、そして経済的にも負担の大きい不妊治療を男性視点で描いた数少ない作品。
-
いくら人々のライフスタイルが変わろうとも、人の体のメカニズムが変わることはない。女性は35歳を超えれば高齢出産。「いつかは子どもが欲しいけれど、今は仕事が楽しいし・・・」という人も、一度、妊娠に関するしっかりとした知識を身につけておくことは必要だ。
-
あなたは本当に子どもが欲しいのだろうか。子どもを「産まない」と宣言するのは勇気がいる。でもだからといって、自分の本当の気持ちと向き合わないままに子どもを持とうとするのはおかしい。「産まない」のも一つの選択。子どもを産んでも産まなくても、あなたの人生の主役はあなた自身だ。
ブックキュレーター
ライター・書評家 アサトーミナミ平成元年、新宿生まれ、慶應大学大学院修了のフリーライター、書評家。純文学やビジネス本からエンターテイメント小説、漫画、ライトノベルまで、幅広く本を愛し、紙・電子問わず、いつでもどこでも1日1冊は本を読み続ける「本の虫」。大学では近代文学を専攻し、大学院では「本屋のリデザイン」を研究。これからの時代の本との出会いを演出しようと、日々、試行錯誤中。「ダ・ヴィンチニュース」などに寄稿( https://ddnavi.com/author/asatominami/)。
ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です