ブックキュレーター映画プロデューサー 叶井俊太郎
最新のヤクザ本5冊!
相変わらず人気のヤクザ本。新刊が出るたびに書店で平積みされてる。本が売れないと言われてるのにヤクザ本は人気ジャンルのひとつなんだろう。で、オレもヤクザ本は新刊出るたびに買う!最近買ったヤクザ本で面白かったもの5冊選んでみた。
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著者は北九州の工藤会の元ヤクザ。刑務所内でカタギになることを決めて、うどん屋を始めるが元ヤクザということで、銀行口座も賃貸契約も保険加入もできないという現実に衝撃を受けると。面白い!あっという間に読めた。
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64年の東京オリンピック時に裏でヤクザが暗躍し、政治家やら不動産屋から億単位の金をせしめたこともあったらしい。著者は元ヤクザなので、説得力はある。で、来年の東京五輪時にもヤクザが暗躍することができるのか?というテーマで作家の宮崎学氏と対談。とにかく、ヤクザの資金源とはなんぞや?の話しがメイン。なかなか興味深い!
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高級寿司店で高い魚を食べるとヤクザが儲かる!食品業界のタブーを暴く決死の潜入ルポ!という本の帯のコピーだけでも、読みたくなるでしょ!著者が5年もかけて取材したという魚業界の闇!これ読むと警察も海上保安庁もヤクザもある意味グルってことがわかるし、このテーマはテレビや新聞では取り上げることができないってこともわかった・・・。これは完全に日本のタブーかもね!面白い!
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ヤクザ取材歴15年以上の著者が自ら「ヤクザマンション」といわれる歌舞伎町のマンションに住み、日常的にヤクザと交流し彼らの実態をすべて暴いていく。著者も何度も危険な目にあっているのだが、それでも諦めずにヤクザとの接触を続けるという著者の気合いというか根性は凄い。著者の修羅場でもある!
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一生グレない人、グレ続けてヤクザになる人。分岐点はどこなのか?というのが本書のテーマ。現役のヤクザに「なぜヤクザになったのか?」と質問しまくる。で、ほとんどのヤクザが小学校時代の同級生や先生からのイジメ、親からの虐待、警官からの暴力とヤクザになるきっかけはほぼ全員同じ!イジメられてもヤクザにならなかった人にも取材してほしかった!でもまあ、面白い!
ブックキュレーター
映画プロデューサー 叶井俊太郎(株)サイゾーTOCANA編集部 配給宣伝プロデューサー。『キラーコンドーム』などのホラーコメディ映画から、日本でも大ヒットした『アメリ』まで幅広い買い付けと宣伝をプロデュース。ピクトアップ、日刊サイゾーなど雑誌連載コラム多数。主な著書に映画評論家江戸木純氏との共著『映画突破伝』、『ビッグヒットは五感でつかめ!』、奥様で漫画家の倉田真由美氏との共著『ダメになってもだいじょうぶ—600人とSEXして4回結婚して破産してわかること』など。ノンフィクションやコミックを中心に1,000冊を超える本を所有。気になる本があれば片っ端から購入するクセがあり、自宅の本棚には本が日々増加中。
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