約1300年前のベストセラー！令和の時代に読みたい「万葉集」入門書

「万葉集」から名歌150首以上を取り上げ、意味をマンガでわかりやすく説明しています。歌は「愛の歌」「四季と暮らしの歌」「日本全国ゆかりの歌」と三つのテーマに分類。現代ならどんな状況かたとえて紹介するなど、万葉集を身近に感じられる工夫がいっぱいです。枕詞をはじめ技法や言葉遣いも学べる、超初心者向けの一冊。

『考えるより、親しもう。学ぶより遊べ』をテーマに一般的な「万葉集」のイメージにとらわれず、自由に歌を鑑賞できる入門書です。まず漢字・仮名混じりの読み下し文を記載し、次に語句を説明してから歌の世界を紹介。最後は現代語訳で締め括っています。有名無名問わず84首が掲載され、一首ずつ深く丁寧に味わえる構成です。

「万葉集」全20巻に分類・収録されている歌から252首を読み解いています。1巻から順に各巻の特徴や時代背景も紹介されているため、「万葉集」全体を系統立てて理解したい人にオススメです。歌が詠まれた時代や季節、心情が深く掘り下げられている点も魅力。読めば情景をありありとイメージできる、ドラマチックな解説本です。

「万葉集」が編纂された当時の暮らしや時代背景などを歌とともに紹介し、万葉仮名も学べます。テーマは歌、衣、食、酒、住、花、獣、頓、知、恋など。宮勤めの役人が上司にゴマをすったり、やけ酒をしたりと、現代にも通じるエピソードが満載です。万葉の時代の人々の視点を体験して現代と比べ、楽しく歌を理解できるでしょう。

約50首の読み下し文と英訳、歌の意味と英訳の根拠がまとめられています。著者は英語を母語とし、「万葉集」を『最古の時代の、最高の日本語の文学表現』と評するアメリカ人小説家。「万葉集」の世界観、微妙なニュアンスも丁寧に英訳されていることに驚くでしょう。『世界文学としての、万葉集』の新たな魅力に気付ける一冊です。