選挙に行く前に読んでおきたい！18歳からの民主主義入門

日本が民主主義の国となった戦後、中高生向けに使われていた教科書。本書は、それを復刻したものです。たとえば「民主主義＝多数決で物事を決める」という理解には落とし穴があるなど、現在でも誤解している人が多そうなことを、民主主義を知らなかった当時の中高生に丁寧に解説しています。日本の民主主義の原点ともいえる一冊です。

民主主義では、「国家」というものについて考えることは避けて通れません。でも「国家」ってなんでしょう。意外と「国家」を考えることは難しいものです。本書では日本の国の成り立ちから「国家」の本質について考察します。民主主義では、自分の頭で「国家」を考えることが大事なのだと気づかせてくれる本です。

現代では当たり前に存在している民主主義も、よく考えてみると非常に大がかりで不思議な仕組みでできています。なぜ民主主義が生まれたのかという歴史をたどりつつ、この「不思議な仕組み」を現代の私たちがいかによくしていくかを考えさせられる一冊です。民主主義の「なぜ」を根本から考えたい方にオススメします。

高校生でも気軽に読めて、選挙や国会の基本がすべてわかる本、それは小学生向けの学習マンガです。「バカにするな！」と思うかもしれませんが、この一冊でちょっとした政治通になれるぐらいの知識は網羅されている、という立派なものです。政治の知識に自信がない方は、だまされたと思って読んでみてください。

著名な憲法学者と政治学者による対談をまとめた本です。学者の議論というと難しそうなイメージがありますが、対話をまとめているので比較的読みやすく書かれています。学者たちは日本の政治をどう見ているのかを知ることができるので、より深い政治の見方ができるようになりたい方にオススメです。