ブックキュレーターhonto編集員
苦手な人にこそ読んでほしい!詩のことばがまっすぐ胸に入ってくる傑作詩集
あなたは詩にどんなイメージを抱いていますか?授業で習ったことはあるけれど、詩の良さがわからなかったり、詩の言い回しに難しさを感じている方もいるかもしれません。そこでここでは、詩を読む楽しさを味わえる詩集をセレクトしました。詩は決して難しいものばかりではありません。詩を読む醍醐味を、ぜひ感じてみてください。
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日本の近代史に確かな足跡を残した詩人・中原中也。本書は中也の詩に頻出する「生きる」「恋する」「悲しむ」の三つのことばをもとに構成さたれ詩集です。孤独や悲しみの詩人としてのイメージが強い中也ですが、「恋」をテーマにした一連の詩を読むと、内面の激しさをもった情熱的な詩人だったことがわかるはずです。
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「白樺派」の作家として知られる武者小路実篤。この作家は小説だけではなく詩を書いた人物でもありました。その詩は平明なことばで、心の内を素直に綴ったところに特徴があります。詩を難しいと感じたり、詩は高尚なものと思い込んでいる方は、ぜひこの詩集を読んでみてください。詩を読む楽しさがきっと感じられるはずです。
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日本の国民的詩人といえる谷川俊太郎の第2詩集です。本書には62篇のソネット詩に加えて、未発表だった36の詩篇も収められています。また収録された詩のすべてが英訳されているところも見逃せません。若きの詩人の溌剌とした詩情と力強い生命感が全編にあふれています。若葉のような清々しさを感じさせる詩集です。
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