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詩をより深く味わうために!詩とことばについて考えさせられるエッセイ集
独特な形式を持つ詩には、一読しただけでは意味がわからなかったり、馴染みのない言い回しが出てきたりもします。その点、私たちが普段使っている散文とは異なります。いったい詩とは何なのでしょう。そこで詩とことばについて考えるためのエッセイをセレクトしました。あなたの詩に対する価値観や考え方が変わるかもしれません。
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詩とことば
荒川 洋治(著)
詩の形式やことばをめぐる、詩のエッセイ集です。第1章に収録された「詩のかたち」では、「行分け」や「リズム」といった詩の形式や、散文との違いの点からも考察がなされています。簡潔なことばで書かれた本書には詩が多く引用されているので、内容を把握しやすく、詩人の作品に広く触れることができます。
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石原吉郎詩文集
石原 吉郎(著)
本書は詩と評論風のエッセイ、日々の思考を綴ったノートの3部構成のかたちを採っています。著者の石原吉郎はシベリアでの抑留体験をもつ詩人です。読後には、彼の詩作がいかにシベリアでの過酷な経験に依っているかが理解できるようになるでしょう。詩人の「沈黙」と「ことば」の関係性についても注目してみてください。
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詩を書く なぜ私は詩をつくるか
谷川 俊太郎(著)
日本の国民的詩人ともいえる谷川俊太郎が、詩やことばについて考察する詩論風のエッセイです。その考察は多岐にわたっており、なかには会話形式で進められるユニークな問答や、自作の「ネロ」を例にとって解説する文章も収められています。世代を超えて愛される著者の、詩を書く理由や詩に対する考え方を知ることができる一冊です。
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詩とはなにか 世界を凍らせる言葉
吉本 隆明(著)
思想家・吉本隆明が詩について語ったエッセイ風の論考です。書名になった「詩とはなにか」は、詩やことばの根源について考察されています。著者はそのなかで、『現実ではいえないほんとのことを吐き出す』ことが詩を書くうえで何よりも重要だと述べています。詩や詩人の本質を学ぶのに、ぜひ読んでおきたい論考です。
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