ブックキュレーター漫画家 倉田真由美
いくつになっても漫画は読み続けるぞ!
漫画を読む習慣って、年齢とともに減っていくみたいですね。私の世代、アラフィフだと漫画読んでるママ友少ないです。「昔りぼん読んでたけどねー」とかいう人でも、いつのまにか読まなくなるみたい。今でも読んでる人でも、聞くと少女漫画だったり女性向けエッセイだったり、女性用に特化した漫画がほとんどです。で成人女性に一番読まれないのが「ヤンマガ系」なんですね。男性特化型漫画。昔、私が二十代の頃デビューさせてもらった雑誌ですが、同級生の女友だちに「くらお(当時のあだ名です)ちゃんの漫画読みたいけど恥ずかしくて買えない。ごめん」と言われたことがあります。でも、私は漫画好きとしてすべてのジャンルから離れることのないまま居たいと思っています。今回は、中年以上の女性があんまり読まないジャンルから5作。
- 5
- お気に入り
- 2115
- 閲覧数
-
最高のギャグマンガだった『デトロイト・メタル・シティ』の若杉先生の最新作。タイトルから意味不明だったけど、読んでみて納得。得体のしれない怪物ものでした。このジャンル、近年はやっていますが終盤に向けてスケールがでかくなりすぎるのがちょっと不満でした。いい感じで小さい人間たちの世界を描き切ってほしいです。
-
同じく若杉先生のギャグなんだかシリアスなんだか微妙な作品。どっちでもあるのかな。それにしても、主人公がまったく冴えない男というのは少女漫画の真逆を行くわけですが、そこが面白いんですよね。かっこよくない普通の男を描かせたら天下一品です!
-
殺し屋ものです。主人公が強いって安心感がありますよねー。秋田書店のチャンピオン系って女性読者率激低なのは伝統ですが、漫画家アシスタントの殺し屋はちょっとかっこいいです。
-
「あの時、やっておけばよかった」思っているSEX、あるなあ。もうどうしようもないけど、やっとけばよかったー!!この漫画では「やりたかったけどやれなかった」男の話がメインですが、私も自分の若い頃の「やれたのにやらなかった」話を思い出して涙してます。迷ったらやるべし!!
ブックキュレーター
漫画家 倉田真由美大学卒業後、「ヤングマガジンギャグ大賞」に応募し大賞受賞。2000年ダメ男を好きになる女たちを描いた『だめんず・うぉ~か~』連載開始。その後も『もんぺ町ヨメトメうぉ~ず』、アイドル漫画『終末アイドルフルフル9』『トーキョーはらへり散歩』『くらたまの恋愛やり直し!!塾』など、多数の漫画や書籍を執筆。現在は執筆活動のほかにテレビ・ラジオ出演、トークショーと多方面で活躍中。趣味は読書で好きなジャンルはミステリー、ホラー、好きな作家は貴志祐介、前川裕、小野不由美。
ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です