ブックキュレーターhonto編集員
何度だって立ち上がる!勇気をもらえる青春バスケコミック
NBAドラフト1巡目に指名された八村塁選手やBリーグ設立などから、改めて注目を集めているバスケットボール。ここでは挫折を繰り返そうと何度も立ち上がり、バスケを通して人生で一度きりのかけがえのない瞬間を全力で輝こうと努力する人物たちが主人公のコミックを紹介しまう。読めばきっと勇気をもらえるはずです。
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SLAM DUNK 1 新装再編版 (愛蔵版コミックス)
井上雄彦(著)
言わずと知れた、バスケ漫画界の金字塔的作品。読んだことのない方へ向けて簡単に内容を説明するとしたら、「どんなにつらい状況でも、勝利を、バスケットボールを諦めなかった者たちの物語」でしょうか。窮地に立たされたとしても試合終了のブザーが鳴る瞬間まで諦めずに走り、シュートを狙う。その姿に心が震え上がります。
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主人公・立花龍也は賭けバスケで生計を立てていましたが、因縁の相手・緋口涼司に敗北。失意のなかTJという人物と出会い、ストリートボールを教えられ、ますますバスケにのめり込んでいくことに。そんな負けから物語が始まるバスケストーリーです。まるで音楽ライブのようなノリの良さと勢いで、ページをめくる手が止まらなくなるでしょう。
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登場人物たちは過去に負い目を持ち、卑屈になっている人間ばかり。しかし、出会いが人間を変えていきます。自分が落ちれば誰かが引き上げ、誰かが落ちればみんなと引き上げる。登場人物が成長していくのと並行して、試合が進行します。青春とバスケのカタルシスが重なった時、自分にも何かできるのでは!?と思わされます。
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スポーツプレイヤーとしては万年補欠だった主人公の成瀬が、バスケに出会ったことから運命が動き始めます。部活とストリートの二軸で主人公が成長していく構成は少し奇抜なのに、話は王道。爽やかに熱くなれます。どんなことにもチャレンジすることの大切さ、夢中になることの楽しさを今一度教えてくれるコミックです。
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