ブックキュレーターhonto編集員
アナログも悪くないかも。デジタルにどっぷり浸かった生活を見直したくなる本
最近は電車の中で本や雑誌を読む人はほとんどなく、年齢に関係なく多くの人がスマホを見つめています。家族や友人とやりとりをする、ゲームをする、漫画や動画を楽しむなど、使い方は人それぞれ。しかし、ネットのハマりすぎには思わぬリスクが潜んでいます。アナログを見直し、デジタルとどうバランスをとるか考えるきっかけとなる本を揃えました。
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今すぐソーシャルメディアのアカウントを削除すべき10の理由
ジャロン・ラニアー(著) , 大沢 章子(訳)
SNSは海外ではソーシャルメディアと呼ばれます。SNSは国境を超えた人々のつながりを実現した反面、フェイクニュースや情報操作など影の部分も取りざたされています。SNSを使えば使うほど、IT企業に囲い込まれ、格付けされ、偏った情報しか見られなくなる現実に、コンピューター科学者が警鐘を鳴らしています。
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インターネットやオンラインゲームにハマりすぎると、無気力・無関心になり、社会性や共感性が失われるとも言われています。依存が進むと脳が傷つき、麻薬中毒と同じような状態になるとの報告もあるのだそうです。本書はゲーム・ネット依存の危険性を指摘し、実例と医学的な知見を踏まえて、治療や予防についてわかりやすく解説しています。
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ちょっとしたスキマ時間、ついついスマホに手が伸びていませんか。スマホの使いすぎ、頼りすぎは気づかないうちに疲労を蓄積し、脳の一時記憶や検索能力を衰えさせるのだそうです。「もの忘れ外来」を開設した脳神経外科医が、1日に100人以上の患者を診察した経験から、スマホの使いすぎに警鐘を鳴らし、対処法を語っています。
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スマホをやめたら生まれ変わった
クリスティーナ・クルック(著) , 安部 恵子(訳)
スマホがあればどこにいても、いつも誰かとつながっていられます。しかし、寂しさが完全に消えるわけでもありません。いつの間にか、ネットに生活を絡め取られてしまったと感じた著者は、ネット断ちを決意します。31日間ネットと電子メールをやめ、代わりに友人に手書きで手紙を出す、その経験による気づきを語ります。
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アナログの逆襲 「ポストデジタル経済」へ、ビジネスや発想はこう変わる
デイビッド・サックス(著) , 加藤 万里子(訳)
近年、レコードやフィルムで撮影した写真など、デジタルに追われたアナログ文化が復活しています。同時に、熟練の技を凝らした腕時計や、商品を手に取って品定めできる実店舗も見直されています。アナログに流れる普遍的な真理を探り、デジタルとの共存で創造性を刺激して生産性を高めるという、新たな潮流を読み解きます。
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